緻密な脚本、残酷なコンテ。アムロ・母との永遠の親離れを描く『再会、母よ…』(セリフと演出から読み解く機動戦士ガンダム解説・第13回)

緻密な脚本、残酷なコンテ。アムロ・母との永遠の親離れを描く『再会、母よ…』(セリフと演出から読み解く機動戦士ガンダム解説・第13回)

この動画ではTV放映版『機動戦士ガンダム』を1話ずつ解説していきます。MSの性能や時代背景など設定を深掘りする方向ではなく、実際のフィルムにあるセリフと演出を手がかりに、ガンダムのドラマと富野由悠季監督たちのメッセージを読み解いていきます。誤読を恐れず独自解釈バリバリでやっていきますので、異論や別解釈などありましたら是非コメント欄で教えて下さいませ。今回は第13話、『再会、母よ…』。言わずと知れた名作回ですね。伝説のニュータイプ、アムロ・レイの母カマリア・レイがたった1話だけ登場する重要な回です。シリーズ全体でも重要なエピソードを多数手がけている名脚本家・星山博之さんが脚本を担当されています。見事なセリフ、描写が多く、さすがの手腕を感じます。今回の舞台は日本、山陰地方の海岸線沿い。冒頭はのんびりしたバカンスの雰囲気から始まりますが、壮絶ドロドロな人間ドラマが展開。アムロとカマリアがいかに別人か、お互いわかりあえず終わるか、切れ味のある脚本で見せます。そしてアムロはラストでいよいよふっきれて戦士として自らを規定し直す。さらにラストではコンテマン富野必殺のカットが登場。1カットでカマリアの今を描き出し、アムロとの間に永遠の楔を打ち込むのです。========== ========== ========== ========== ==========使用ソフト:ゆっくりムービーメーカー4VOICEVOX:ずんだもん、四国めたん、青山龍星 使用立ち絵:坂本アヒル様使用素材:Yevhen Lokhmatov "Happy, Cute And Playful"、"Energetic Drums"やさしさゴシック、Noto Serif JP Black、ほかニコニ・コモンズ干ししいたけ - バイオリンがかっこいいダークなラップ用フリートラック参考資料:『ガンダム記録全集1~5』『台本全記録』(日本サンライズ)『ガンダムアーカイブ』(メディアワークス)、富野由悠季『映像の原則』(キネマ旬報)、ほか=====YouTubeでもやってます! https://www.youtube.com/@Limo_hrih

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