働くネズミ

働くネズミ

暗視カメラがとらえた白黒映像に映っていたのは、1匹の小さなネズミだった。ネズミは作業台の上を走り回って、散らかっていた工具などを箱の中に入れていた。「最初、小鳥のために出しておいた餌が、小屋にあった古い靴の中に入っているのに気づいた。そこで何が起きているのか調べようとカメラを設置した」。ホルブルックさんはそう説明する。ネズミは台の上のドライバーや洗濯ばさみ、ケーブル片などを口にくわえては、自分の背丈ほどもある箱をよじ上っていた。「信じられないことに、ネズミが片づけをしていた。ネズミはプラスチック片からナットやボルトまで、あらゆる物を箱の中に入れていた」とホルブルックさんは話す。「ネズミがやってくれると分かったので、自分では片づけをしなくなった」ネズミにとって、簡単に動かせるものばかりではなかった。長いケーブルはとりわけ箱に納めるのが難しそうだった。「映像を見て本当に驚いた。普通じゃないものまで片づけていた」とホルブルックさんは言い「もう2カ月の間、ほぼ毎晩の出来事になっている」と言い添えた。実は片づけネズミに遭遇したのはこれが初めてではなかった。BBCによると、2019年にはホルブルックさんが友人のために設置した暗視カメラが、友人の作業場を片づける別のネズミの姿をとらえていた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43252649