バッハ:カンタータ「裏切り者なる愛よ」BWV203

バッハ:カンタータ「裏切り者なる愛よ」BWV203

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=wWTbcp2ApCY )。カンタータ「裏切り者なる愛よ」BWV203はバッハの作品と推測されていますが、現存する最古の楽譜は19世紀前半の総譜の写しで、自筆譜などのバッハの生前に製作されたことを示す資料が全く存在しないこと、さらに全3曲の歌詞がイタリア語であることなどから、偽作説も根強く残っており、「新バッハ全集」への採用も見送られています。作品の演奏規模はバスの独唱とチェンバロの伴奏のみと小さく、カンタータというより古典派以降の歌曲集に近い構成となっています。歌詞の内容は「失恋した若者が愛の悩みや苦しみを経て克服するも、愛から完全に逃れることはできないことに悩まされる」といったもので、演奏規模や歌われる題材から、大勢の観衆の前ではなく、親しい少人数の人たちの前での演奏を前提としていたと推測されます。マタイス・ファン・デ・ウールド(バス)シーベ・ヘンストラ(チェンバロ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43282933