高層建築物で発生する危険な揺れ「長周期地震動」!

高層建築物で発生する危険な揺れ「長周期地震動」!

規模の大きい地震で発生する危険な揺れ「長周期地震動」を知っていますか?2023年2月から「長周期地震動階級」が緊急地震速報の発表対象となったため、去年5月に発生した能登の地震(M6.5)や、今年の能登半島地震(M7.6)等で速報として発表された際に、恐らく「長周期地震動階級?何それ?おいしいの?」と思った人が多くいたと思います。速報の発表対象となった上、対策する上では重要な要素になるので、早めに解説動画を上げることにしました。南海トラフ巨大地震の被害想定は、西日本ばかりに注目が集まりがちですが、長周期地震動は首都圏でも被害が出る可能性があります。長周期地震動については、特に高層階に住んでいる人は防災上は最重要事項となる要素の一つなので、もう一度備えを見直して見てください。【動画で説明していないことを補足】長周期地震動については、2003年十勝沖地震(M8.0)で注目されるきっかけとなった地震です。そんな中、2011年に東北地方太平洋沖地震(M9.0)の前代未聞の巨大地震が発生し、東京の高層ビルなどが大きく揺れる動画が投稿され、それが多くの者に認知されるようになり、さらに注目を浴びるようになりました。なお、2004年新潟県中越地震(M6.8)で発生した長周期地震動は、遠く離れた首都圏でも観測されています。また、軟弱な地盤であれば、長周期地震動も通常の地震動同様に揺れはさらに強くなります。次回の動画は、「マグニチュード」について触れていこうと思います。「マグニチュードは1上がると約32倍に跳ね上がる」ということは多くの人に認知されてきていますが、「それはなぜ?」と質問されると恐らく答えられない人が多いと思います。なので、そのようなところも含めて解説したいと思います。ただ、次回の動画については東日本大震災の発生日に近づいているということもあり、それに関連する動画も作らなければいけないので、すぐに出せるかどうかは分かりません。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43357884