僕は大きな小学生 feat.初音ミク

僕は大きな小学生 feat.初音ミク

およそ小学生から中学生の頃、社会構造やルールによる抑制や圧力などに違和感と怒りを抱いていた一方で、それを理由にして感情のままに行動したことや発言したことに後悔や罪の意識を感じていた。そして大体そういうことをした日の帰宅中には、5時のチャイムが綺麗に鳴り響き、同じくらいの年齢の子たちは橋の下で楽しく遊んでいた。僕は勝手に僕と他人で境界線をひいた。当時楽しいこともたくさんあったが、どこまで本当にそう思っていたのか覚えていない。覚えていることはアニメと漫画、ボカロに心酔していたことだ。僕と同じような苦悩への考え方を言葉で、行動で、音楽で表現してくれることがどれだけ心地よかっただろうか。気に入ったものや興味があるものを何回も反芻し、結合し、積み重ねていった。思考を整理し続けるとだんだんと僕の心が満たされていき、自分以外の人のことを考える余裕ができた。それから多くの人との出会いや、体験が僕を構成し今を生きている。ありがとう。だからこそあの時悔しく思っていた自分の気持ちを大切にしたいと思っている。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43437448