【維新】居住実態なく市民が異議申し立て 県選管が柏市議に「当選無効」の裁決/千葉(2024.03.13放送)

【維新】居住実態なく市民が異議申し立て 県選管が柏市議に「当選無効」の裁決/千葉(2024.03.13放送)

 2023年8月に行われた、千葉県の柏市議会議員選挙で初当選した議員が被選挙権の要件を満たしていないとして、市民が当選の異議を申し立てていたのに対し、県選挙管理委員会が当選を無効とする裁決をしました。県選管が当選無効の裁決をしたのは、柏市議会議員で現在1期目の小川学氏です。小川氏は2023年8月の市議会議員選挙で初当選しましたが、被選挙権の要件となる市内での3か月以上の居住実態がないとして、市民らが当選の異議を申し立てていて、柏市選挙管理委員会は光熱費の使用明細などから居住実態はあったとし、市民の異議の申し出を棄却していました。県選管や市選管によりますと、市選管の判断に市民が不服を申し立て、県選管が小川氏を改めて調査したところ、本人の証言の変遷や領収書の加工があり、行動にも矛盾が生じたことなどから、居住実態の客観的な証拠がなく、被選挙権は認められないとして、県選管が市選管の棄却の決定取り消しと当選を無効とする裁決をしたということです。小川氏は2023年8月の市議会議員選挙では、日本維新の会の公認候補でしたが、居住実態について、公募面接時の説明と違うことなどから、維新の会から離党勧告処分を受け、2023年11月に離党していました。なお、県選管の裁決に不服がある場合は、東京高等裁判所に提訴することができ、提訴がない場合は、当選の無効が確定することになります。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43526356