バッハ:復活祭オラトリオ BWV249

バッハ:復活祭オラトリオ BWV249

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=62fawgUUpg8 )。1725年、バッハは「復活祭オラトリオ」BWV249を作曲し、同年4月1日(復活の主日)に初演しました。この頃、バッハはライプツィヒで聖トーマス教会の付属学校カントル(トーマスカントル)の役職にあり、その職務の1つとして、教会歴に従って毎週1曲というペースでカンタータを作曲し、礼拝式で演奏していました。これは優れた才能を持つバッハといえど大変に労力を要する仕事であり、その対応策として、バッハは旧作のカンタータの音楽を再利用して歌詞を新しいものにする、ということをしばしば行っていました。これはルネサンス時代から続く作曲手法で「パロディ」と呼ばれています。バッハの復活祭オラトリオもこうして作られたパロディ作品の1つで、この年の2月23日に初演した世俗カンタータ「消え去れ、心のわずらいよ」BWV249a(楽譜は消失しており、台本のみ残存)から7曲を転用し、これに新曲を4曲追加して完成されました。歌詞の内容は復活祭にちなんで、ヤコブの母マリア(ソプラノ)、マグダラのマリア(アルト)、ペトロ(テノール)、ヨハネ(バス)がイエスの復活の知らせを喜ぶ様を歌うものとなっています。なお、本作は初演後に2度の改訂が行われており、最初の改訂のときに「オラトリオ」の名称が付けられました。マリア・ケオハネ(ソプラノ)ダミアン・ギヨン(アルト)トーマス・ホッブズ(テノール)ゼバスティアン・ミルス(バス)ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮オランダ・バッハ協会管弦楽団オランダ・バッハ協会合唱団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43547725