書跡と古籍から見る令の書き方

書跡と古籍から見る令の書き方

令和という元号になってからしばらく経ちましたが、皆さんはもう慣れましたか?書類などで元号から西暦が主に使われるようになって、今年が令和何年か分からなくなることがよくあります。さて、令について興味を持ったきっかけについて書いてみましょうか。毎日ことばplusというサイトが面白くて好きなのですが、その中の「令和の令どう書く?」( https://salon.mainichi-kotoba.jp/archives/28108 )という記事を読んでから実際に書跡や古籍を調べたくてたまらなくなり、この動画を作ることとなりました。実際に資料を集めてみると、竹簡の時点で現代とほぼ同じ形をしていることが分かり、意外でした。明代の古籍では複数の字形が見られる一方で清代では字形が統一されている点も興味深く感じました。商用利用禁止の実際の古籍の資料画像はnoteの記事にて公開いたします。下記リンクからどうぞ。 https://note.com/a_fan_of_kanji/n/nf214b46cb9f3 お詫び動画時間33秒の甲骨文字の「令」の上部の解説にて、「下向きに開いた口を象っている」という記述をいたしましたが、私の勘違いでした。正しくは、「さかさまの口を象っている」です。誤った情報を伝えてしまったことを謝罪申し上げます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm43591987