ぴゃーリー ダッシュ!

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【ノクチル】精霊としてこの世に生を受けた浅倉透、樋口円香、福丸小糸、市川雛菜は、それぞれ水、火、地、風を司る存在として役目を果たしてきた。彼女ら4人の力を借りる事で、本来は抗う事の出来ない闇の力(いわゆる「属性相性」)に対抗が可能となる。勇者一行が魔王千雪と対峙するにあたって、4人の助力は無くてはならないものだった。しかし世界の侵攻を企てる魔王軍に「勇者一行に加担するような事があれば、友達の住む場所を魔毒で汚染する」と脅しを受けた精霊達は、やむなく勇者達と敵対する事となる。勇者達は1人、また1人と精霊達を撃破し、力を手にしていく。その事に業を煮やした魔王は、最後の1人となった精霊を自身の魔毒で染め上げる。正真正銘の悪意を宿した最後の1人は、勇者一行のみならず他の精霊、並びに世界そのものへと悪しき力を振りかざす。精霊達の発言により事情を知った一行は「幼馴染を助けてほしい」という3人の懇願を快諾するも、汚染された地と幼馴染を元に戻す事は叶わない。それを救うのは、その昔敵対する者の悪しき力を祓った、"かつての勇者"風野灯織のみが有する不思議な力だった。【アルストロメリア】魔王軍のトップである千雪、その家臣である甘奈と甜花。戦闘力は世界でも指折りであり、こと魔王として君臨する千雪の操る魔力は、込める想いによって周囲への癒しにも毒にもなりうるものだった。魔王を冠すると言えど千雪はかつて他種族とも手を取り合い、分け隔てなく優しさを見せる善良な存在であったが、ある時から人が変わったかのように邪悪な言動を見せるようになる。家臣2人は、自らが敬愛する彼女の変貌ぶりに戸惑う。世界の信仰へと歩を進めんとする魔王を諌める事はついに叶わず、苦しみを覚えながらも「こんな事をするのにはきっと何か意味があるはず」と自らに信じ込ませるようにして魔王の指揮に従う。勇者一行に敗れた千雪は力無く倒れる。旅の果てに巨悪を撃ち倒したと、一行は安堵する。これまで幾重にも積み重ねた"経験"が皆を強くし、あの魔王さえも苦心なく撃破出来たのだと勇者達は確信した。床で昏倒する千雪の身体から溢れ出る瘴気は、その確信が誤りである事を直後、その場にいる者達に知らしめたのだった。前→ sm43049384 次→

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