警察の八百長情報の提供に法的根拠はあるか 清水勉弁護士に聞く

警察の八百長情報の提供に法的根拠はあるか 清水勉弁護士に聞く

 大相撲の八百長問題は、昨年、警視庁が野球賭博を捜査する過程で押収した携帯電話に八百長の存在をうかがわせるメールを発見したことから表面化したものだった。しかし、警察は強制的に押収した証拠の中から、捜査対象の事件とは関係のない情報をメディアに公開したり、政府の他の省庁と情報を共有することが、そもそも許されるのだろうか……。 相撲の八百長には、それはそれとしてしっかり対応していただくとしても、このような政府の権限、とりわけ警察の捜査権の濫用には十分に注意が必要だ。警察が誰かに対して脱税なりなんなりの嫌疑で家宅捜査をかけ、その際に押収したパソコンや携帯電話から、プライバシーに関わる情報を抜き出して公表するようなことが許されれば、警察が邪魔だと考える人物を社会的に抹殺することも可能になってしまう。 ジャーナリスト神保哲生が清水弁護士に聞いた。

http://www.nicovideo.jp/watch/so13600047