王貞治ベースボールミュージアム

王貞治ベースボールミュージアム

福岡ソフトバンクホークスの本拠地、ヤフージャパンドームの外野席後方に2010年7月3日にオープンした記念館「王貞治ベースボールミュージアム」。王貞治氏の貴重な所蔵品など約300点が展示された人気の観光スポットだ。 館内は王氏の野球人生をたどることができる「歴史館」、獲得したトロフィーなどが飾られた「記録館」、実際に野球を体験できる「89(やきゅう)スタジオ」などで構成されている。 「歴史館」の入り口付近には、王氏の父が経営していた中華料理店「五十番」の店頭を再現したゲートがある。のれんをくぐると、少年時代から世界のホームラン王になり、監督を勇退するまでの足跡が、愛用の道具やパネルなどを使って分かりやすく展示されている。王氏が選手として活躍した時代の茶の間や駄菓子屋が再現されたエリアもあり、昔の記憶をひもとくよすがになっている。 「記録館」には、王氏が獲得したトロフィーやフラッグの数々が展示されている。三冠王を取った年の、ホームラン王、打点王、首位打者のトロフィーがそろっているのは見どころの一つだ。記録にまつわる数字や好敵手との名勝負も展示されており、王氏の偉大さを改めて感じることができる。 野球の楽しさや素晴らしさを体験できる「89スタジオ」には、王氏が756号ホームランを放った鈴木康二朗投手(元ヤクルト)や現役ソフトバンク投手の投球を再現したコーナーや、球速を測ることができる「ピッチングチャレンジコーナー」などがある。人工芝を思わせるグリーンのカーペットが床に敷かれ、窓越しにドーム内のグランドが見えるため、まるで練習場に居るような気分になる。 館内の音声ガイドには、系列企業であるソフトバンクモバイルの「iPhone(アイフォーン)」が活用されている。拡張現実(AR)技術も用いられ、場所によって異なる王氏と写真を撮影できる機能もある。アイフォーンは入り口のインフォメーションカウンターで無料貸し出ししている。 入館料は大人900円、小中学生400円、小学3年生以下無料。開館時間は10時から17時まで(月曜休館)。

http://www.nicovideo.jp/watch/so17229374