都心のサーキットで、フォーミュラカーをドライビング

都心のサーキットで、フォーミュラカーをドライビング

 本格的なドライビングシミュレーターを体験できる施設「東京バーチャルサーキット」が先月、東京・赤坂にオープンした。レーサーがトレーニングに活用するほど精度の高いシミュレーターで、世界に5台しかなく、今回、日本に初上陸した。GP2、F3など9カテゴリーのレースカーで、世界の約70コースにタイムアタックできる。 東京バーチャルサーキットは、赤坂駅から六本木方面に5分ほど歩いたビルの1階にある。30平方メートルほどの室内に、フォーミュラカーのボディと湾曲したスクリーン、投影機などが設置されている。 この施設を運営しているのは、格闘技ゲームを数多く手がけるゲームソフト会社「ユークス」。同社の社長、谷口行規氏がレース活動を通じ、安価にトレーニングできる施設の必要性を感じ、シミュレーターを導入することにした。このシミュレーターは、世界的に評価の高い、英「Base Performance」社製。よりリアルさを追及するため、ボディーはF1レッドブルの2008年モデルがカーボンファイバーで再現されている。 レースカーは、GP2、F3のフォーミュラカーのほか、GT1アストンマーチン、GT3アウディR8などのツーリングカーも用意され、タイヤコンパウンド、ギア、ダウンフォース、ブレーキバランスなどの調整が可能となっている。コースは、約70種類ほど設定され、モナコやニュルブルクリンクも体験できる。 ステアリングを外し、モノコックボディに身を沈めると、視野全体にスクリーンが広がる。ドライビンググローブを着け、ステアリングを装着すれば、準備完了。室内の照明が落とされ、スクリーンへコースが投影される。ピットを出てコースに入ると、ステアリングには路面を捉えるタイヤの振動がダイレクトに伝わってくる。サポートスタッフ向けの管理画面には、タイヤの状態なども表示され、温度が上がると、グリップも良くなってくる。実際のレースでも使用されている分析ソフト「MOTEC」も実装され、後で自分の走りを検証することも可能だ。 利用料は30分1万円で、完全予約制。利用にあたりドライビンググローブは必須(1回1000円のレンタルもあり)。 営業時間は、午前10時から午後8時まで

http://www.nicovideo.jp/watch/so17435849