はやぶさ2を初公開 14年、小惑星に出発

はやぶさ2を初公開 14年、小惑星に出発

 宇宙航空研究開発機構は26日、2014年の打ち上げを目指し開発を進めている小惑星探査機「はやぶさ2」を、相模原キャンパス(相模原市)で初めて公開した。 プロジェクト責任者の国中均同機構教授は「はやぶさで、世界に先駆けて確立した技法をさらに洗練させる。是が非でも14年12月に打ち上げたい」と意気込みを見せた。本体と折り畳まれた太陽電池パネルは、実際に宇宙に行くものが完成したが、観測や運用に使う機器は未搭載で、模擬の重りを取り付けてある段階。ロケット打ち上げ時の振動に耐えられるかの試験や、各種の機器との接続を確認する試験などを実施し、14年夏以降の完成を目指す。 はやぶさ2の目標は、有機物や水を含んだ岩石が存在するとみられる小惑星「1999JU3」。14年に種子島宇宙センター(鹿児島)から打ち上げて、18年に小惑星に到達、地球への帰還は20年を予定している。

http://www.nicovideo.jp/watch/so19694535