アウディ新型「R8」試乗=向上した運動性能をサーキットで体験

アウディ新型「R8」試乗=向上した運動性能をサーキットで体験

 アウディジャパンは26日、今月19日に発表した同社の旗艦車、新型「R8」の試乗会を袖ケ浦フォレストレースウェイ(千葉県袖ケ浦市)で開催した。試乗車はV8、V10エンジンを搭載したクーペモデル2台とV10エンジンのオープンモデル1台。新開発の7速Sトロニックトランスミッション、軽量化されたオールアルミフレームの採用により、飛躍的に向上した運動性能を体験した。 時事ドットコム編集部では、V10エンジンを搭載した、クーペとオープンモデルのスパーダーに試乗した。5.2リッターのV10エンジンは、最大トルク530Nm、525馬力を発生。軽量で鋼性の高いアルミフレームが採用され、車体重量はクーペで1710キロ、スパイダーは1810キロとなっている。ローンチコントロール機能を備えるデュアルクラッチトランスミッション「Sトロニック」がV10モデルに標準装備され、V10クーペで0~100キロが3.6秒、スパイダーは3.8秒を実現している。 重量42キロのクロストップを備えるスパイダーは、開閉に掛かる時間は19秒ほど。時速50キロ以下であれば、走行中の操作も可能となっている。 このほか、エクステリアでは全モデルにフルLEDヘッドライトを標準装備。シャシーでは軽量化のため、ディスクに波形のデザインを採用している。 ハンドルを握り、アクセルを踏み込むと、力強い加速とともに、心地よいエンジンサウンドが五感を刺激する。ノーマルからスポーツモードに切り替えれば、より速いスピードでのコーナーインが可能となり、ドライビングがうまくなったように錯覚してしまう。また、ダイレクトに伝わってくる路面の反応は、より一層の人車一体感を生み出す。快適な乗り心地とダイナミックな走りを実現するアクティブダンピングシステム「マグネティックライド」による恩恵だろう。Sトロニックによるシームレスな加減速も魅力の一つだ。 価格は、V10クーペのSトロニック搭載車が2119万円、スパイダーは2339万円。【時事ドットコム編集部撮影】

http://www.nicovideo.jp/watch/so20565129