惡の華 第十二話

惡の華 第十二話

かつてあの女(ひと)が描いて見せた黄昏の魅惑に再び相まみえることが出来るのなら、譬(たと)へば それが天国でも地獄でも 一向構はぬ嵐を孕む鈍(にび)色(いろ)の空の下で身動ぎもせず、おれはただ待つてゐるもはや 足掻いたり騒いだりすることに何の意味もないことは 厭と謂ふほど承知の上だおれはただ、あの眩暈のするやうな混沌の季節の中へ もう一度呑まれたいと切に願ふのだ。動画一覧はこちら第十一話 watch/1371446476 第十三話 watch/1372673296

http://www.nicovideo.jp/watch/so21193626