群馬県産食材のすき焼き、人形町今半とコラボ=都内の店舗で限定販売

群馬県産食材のすき焼き、人形町今半とコラボ=都内の店舗で限定販売

 群馬県は9日、県内産食材のみを使用したすき焼きを老舗「人形町今半」で提供を始めると東京都内で発表した。県の農産物をアピールする企画の一環。価格は4860円で、同日から20日まで上野広小路店(東京都台東区)で販売する。 群馬県は、高い品質の牛肉、全国ブランドの下仁田ネギなど、すき焼きの食材全てを県内産で賄える「すき焼き自給率100パーセント」を誇っている。9月10日には「すき焼き応援県」宣言を発表。農産物を全国にアピールする旗頭としてすき焼きに光を当て、PR企画「ぐんま・すき焼きアクション」を開始した。 人形町今半は、1895年に東京・本所で牛鍋屋として創業したすき焼き、しゃぶしゃぶの老舗。首都圏を中心に料理店、売店など30店舗を展開している。今回、群馬県は国内有数のすき焼き店である同店に県産食材を提供したいと考え協業を打診。今半の高岡慎一郎社長は、当初は戸惑ったというが、県の取り組み姿勢に賛同。群馬県との「コラボすき焼き」が生まれることになった。 メニューの名称は「ぐんま・すき焼きアクション」ぐんま★すき焼き。牛肉は昭和村の黒毛和牛、ネギと卵は榛東村、春菊は伊勢崎市、焼き豆腐は玉村町、生シイタケは渋川市で生産された食材だ。 発表会に出席した群馬県の大澤正明知事は、すき焼きの肉を試食し、「非常に柔らかくておいしい」と絶賛。「すき焼きを群馬県の新たな名物にしていきたい」と意気込みを話した。 この日、今年のゆるきゃらグランプリで1位を独走中の県マスコットキャラクター「ぐんまちゃん」も参加。「好き好き!すき焼き大使」として、コラボ商品の販売開始を宣言した。また、会場ではすき焼きが振る舞われ、来場者はとろけるような肉や香り高いシイタケなど、豊かな味わいに舌鼓を打った。

http://www.nicovideo.jp/watch/so24656419