台風9号成田空港直撃 ジェットスタージャパン搭乗記 ゴーアラウンドの後、強風の中着陸 機体右側から降機 神対応 2016/8/22

台風9号成田空港直撃 ジェットスタージャパン搭乗記 ゴーアラウンドの後、強風の中着陸 機体右側から降機 神対応 2016/8/22

【誤り⇒千葉県神栖市沖】【訂正⇒茨城県神栖市沖】【成田空港。滑走路閉鎖! 管制官が一時避難】【ゴーアラウンド,空中待機や誘導路で立ち往生、機内で缶詰 機体右側から降機、まさに神対応】8月22日 午後12時30分ごろ、台風9号が千葉県の館山に上陸し成田空港へ接近しました。成田空港では、風速が25メーターを超え、強風の影響で管制塔の揺れが大きく、勤務できる風速制限を超えたため、午後2時20分から一時的に管制官が管制塔から避難しました。そのため、2本の滑走路のいずれも運用を停止し、航空機の離発着が出来なくなっりました。運用が再開されたのは15時30分で、多くの航空機が空中待機や誘導路で立ち往生を余儀なくされました。ジェットスタージャパンの「GK410便」(エアバス A320型機 ; 登録番号 JA10JJ)は、成田空港へ着陸が出来なかった場合に引き返す「条件付きフライト」で、高松空港を10時5分に出発。成田空港への到着予定時刻は11時30分の予定でした。通常、離陸後、「紀伊半島の上空を通過し」「静岡県沖合を飛行」「三宅島付近の上空を通過し」、成田空港へ着陸する航路を飛行しますが、航路を変更し、高松を離陸後、日本海側の石川県上空を通過し、長野県の上空を飛行する、多くの韓国路線や中国路線が使用する空路より成田空港へ向かいました。搭乗していた飛行機は定刻での着陸に向け降下を開始し最終着陸態勢へ入りました。空港へ近づくと、機体に打ち付ける雨音が機内に響き、風の影響で機体は大きく上下左右に揺さぶられ、機内からは悲鳴も上がっていました。運悪く、空港付近が豪雨と強風が吹き荒れ、視界不良のため管制塔の指示でゴーアラウンド。飛行機は、千葉県神栖市沖の太平洋上で空中待機を余儀なくされた。高度6500フィート(約2000メートルで、旋回・待機中に機長は乗客を気遣いトイレの使用許可を出しました。およそ1時間の待機後、若干空港付近の天候が回復したことから再度着陸態勢へ。最終着陸態勢では、また機体に打ち付ける雨音が機内に響き、風の影響で機体は大きく上下左右に揺さぶられ、強い 向かい風で、対地スピードが100ノットを切った瞬間も有り、飛行機に詳しい私は非常に緊張しました。激しい風雨の中、12時42分に無事 着陸しました。すると、機内後方から拍手が起き、多くの搭乗客が着陸に歓喜しました。着陸後、強風で地上作業が中断されているため、誘導路で1時間近く待機することとなりました。13時40分ごろ、ようやく指定されたオープンスポットに到着しました。オープンスポットに駐機してから、 更に2時間以上も機内に缶詰となりシートベルトも着用する状況が続いていました。駐機中は、激しい風で機体が揺さぶられ、まるで昔の路面電車に乗っているような乗り心地でした。通常、機体左側のドアから搭乗や降機を行いますが、機長とグランドハンドリングスタッフが、風下に当たる機体右側からの降機の協議検討を行い、15時48分、風雨が弱くなったのを見計らい、降機が始まりました。降機が始まると、コクピットより機長がキャビンへ出て、客室乗務員と一緒にお客様のお見送りをしました。航空機の右側からの降機を行うのは異例で、ジェットスタージャパンが少しでも早くお客様を飛行機から降りて頂けるように努力した神対応と感じた。

http://www.nicovideo.jp/watch/so29511301