鎮安堂 飛虎将軍

鎮安堂 飛虎将軍

日本海軍の兵曹長(死後少尉)だった杉浦茂峰氏は、1944(昭和19)年10月12日、台湾台南市上空でアメリカ空軍を迎え撃つも撃墜され、海尾の集落を避けて、畑の中に落ちて戦死したとされます。杉浦氏は水戸市出身で、五軒尋常小学校、三の丸尋常高等小学校を卒業しています。第二次世界大戦後、海尾寮集落において、白い帽子と服を着た日本の若い海軍士官が枕元に立っているという夢を見たという者が数名ありました。その後、集落の有志が集まり、その海軍士官が部落を戦火から救うために、自分の生命を犠牲に集落を守った恩人として、1971(昭和46)年に杉浦茂峰氏を祀るために祠を建設しました。1993(平成5)年には、台南市海尾朝皇宮管理委員会において廟に建て直され、現在も地元の守り神として地元住民により手厚く祀られ、廟は多くの旅行者が訪れるスポットとなっています。※「飛虎」は戦闘機を意味し、「将軍」は杉浦茂峰氏への尊称です。※台南市は、台湾南西部に位置し、188万人の人口を有する台湾有数の都市です。「飛虎将軍」故杉浦茂峰氏について

http://www.nicovideo.jp/watch/so29870624