習主席とモディ首相が非公式会談「中印の共同発展と共同繁栄を促進」

習主席とモディ首相が非公式会談「中印の共同発展と共同繁栄を促進」

インド訪問中の習近平国家主席は11日、インド南部の都市チェンナイでモディ首相と非公式首脳会談を行い、相互交流と学習を促進し共同発展と共同繁栄を図ることで合意した。今回は昨年4月に中国中部の湖北省武漢市で行われた初の非公式首脳会談に次ぐ2回目の会合となった。  習主席を乗せた車が空港から、かつての港湾都市マハーバリプラムの文化遺跡に向かう途中、道の両側には学生など多くの市民が並んで習主席とモディ首相の写真を掲げた。中国とインドの国旗を振り「中印友好」の歓声をあげ、民族衣装を身にまとった現地の人々が民族舞踊を披露するなど盛大に歓迎の意を表した。  入り口で出迎えたモディ首相は、習主席のチェンナイ訪問を熱烈に歓迎した。  習主席は「昨年、モディ首相と武漢で成功裏に会合を行い、中・印関係を新たな段階に導くことができた。インド南端のタミル・ナードゥ州に招待して頂き嬉しく思う。これにより、インドのことをもっと理解できるようになる」と述べた。  モディ首相は習近平国家主席をマハーバリプラムの建造物群、「アルジュナの苦行」や「ファイブ・ラタ」「海岸寺院」など7世紀から8世紀まで建てられた遺跡を自ら案内し説明した。両国の指導者は歩きながら話し合い、踏み込んだ交流を行い、文明間の対話と相互参考について意見交換を行った。  モディ首相は「石窟寺院の遺跡群はインドの傑出した文化遺産と建築の代表で、インドと中国の十数世紀にわたる文明交流と長い歴史的なつながりを物語る立会人にもなる」とした。   習主席とモディ首相はインド洋沿岸の「海岸寺院」で、それぞれの国内発展について歓談し、国政運営の経験を交流した。両首脳は、中国とインドが両文明の偉大な復興を実現するためには、互いに尊重し合い、学び合い、互いに参考にし、手を携えて共に繁栄を成し遂げる必要があることで一致した。   また習主席はモディ首相の案内で、マハーバリプラムと古代インド文明を代表する「バラタナティアム」などのインド古典舞踊を鑑賞した。

http://www.nicovideo.jp/watch/so35813634