華春瑩報道官:中国は新型コロナウイルス肺炎に対する戦いに勝つ十分な自信と能力を持っている

華春瑩報道官:中国は新型コロナウイルス肺炎に対する戦いに勝つ十分な自信と能力を持っている

世界保健機関 (WHO)のテドロス・アダノム事務局長は30日、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。  これに対し、中国外交部の華春瑩報道官は31日、中国は新型肺炎に対する戦いに勝つ十分な自信と能力を持っていると述べた。  華報道官は、中国政府は国民の健康に対する高い責任感を持って、最も包括的かつ厳格な予防および管理措置を講じており、これらの措置の多くは国際保健規則の規定をはるかに上回っていると述べた。  華報道官はまた、中国側は開放的で透明性と責任のある態度で行動し、関係各方面に状況を通報し、適時にコロナウイルスのゲノム配列を共有し、WHOや多くの国に認められ、称賛されていると述べた。  華報道官はさらに、「中国はWHOと緊密な意思疎通と協力を続けてきた。WHOの専門家は最近、武漢を現地調査した。テドロス・アダノム事務局長も中国を訪問し、2019-nCoVへの制御と緩和について中国側と話し合った。テドロス・アダノム事務局長は中国の努力を称賛し、新型肺炎との闘いによる世界への中国の多大な貢献を高く評価している。中国は引き続きWHOおよびその他の国と協力し、地域および世界の公衆衛生の安全を守ると付け加えた。  緊急委員会の非公開会議を後に開いた記者会見で、テドロス・アダノム事務局長はWHOは中国との間で渡航や貿易を制限することを推奨せず、むしろ反対すると強調した。   国際保健規則(IHR)に基づき、テドロス・アダノム事務局長は、「特定の条件が満たされた場合、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)』の構成を判断する権限を持っている。この名称は、ウイルスに対処するためにより多くの国際的なリソースを動かすことを目的としている」と述べた。  国際保健規則が2007年に発効して以来、WHOはいくつかの「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を発表してきた。  世界保健機関は渡航や貿易の制限を推奨していないと強調し、中国の予防と制御対策についても再び高く評価した。  WHOの担当者は、「新型肺炎の感染がまだ拡大しており、さらなる研究が必要とされ、特に医療体制の脆弱な国々は対策を強化すべきだ。これは『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』宣言の背後にある主な理由で、グローバルな衛生安全を考慮するからだ。証拠に基づき、科学的、合理的かつ冷静的な対応を実現するために、他の国々が科学的、合理的かつ適切なウイルス予防管理措置を取ることに対し支援することも必要だ」と述べた。   中国疾病予防管理センターの呉尊友疫学首席専門家は、「『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』を宣言することはWHOの常套手段だ。中国の現在の防御措置は最も厳格で、非常に有効だ。われわれは効果的に疫病を抑制し、最終的に疫病に打ち勝つことができると確信している」と表明した。

http://www.nicovideo.jp/watch/so36303315