「2021年中国の経済成長9.2%に回復」張濤IMF副専務理事

「2021年中国の経済成長9.2%に回復」張濤IMF副専務理事

国際通貨基金(IMF)の張濤副専務理事は15日、中央広播電視総台(CMG)のインタビューに対し、中国の経済成長率が2021年に9.2%に回復すると予測し、自信を示した。  IMFは14日、2020年の「世界経済見通し」を発表。2020年の成長率予測をマイナス3.0%に引き下げた。新型コロナウイルスの影響で1月時点から6.3ポイントも下方修正した。  張濤副専務理事は、世界成長率予測をマイナス3.0%に引き下げたことは何を意味するのか、中国経済は今後どう進めていくのか、どのようなリスクに直面しているかについての考えを示した。  張濤副専務理事は「今後しばらくは効果的な感染症対策を強化し、大規模な企業の倒産や大範囲な失業を効果的に防止し、経済・金融の安定を確実に維持しなければならない。これによって、IMFは2021年に世界経済が回復を迎えると見込んでいる」とした。  また、中国経済については次のように示した。 今年の第1四半期、新型コロナの影響で中国経済は深刻な打撃を受けたが、第2四半期以降は収束ムードが広がるにつれ、経済も徐々に回復していく。今後、国内外の感染状況と市場変化の巨大な不確実性に直面し、経済の回復と発展を維持するためには、タイムリーで効果的なバランスのとれた政策措置が依然として鍵である。  さらに、中国は世界の主要経済国の間でも、感染症対策と経済回復などの面で先んじているため、中国の実践は他の国にとって必ず貴重な経験になるだろうとした。

http://www.nicovideo.jp/watch/so36700822