湖北省で豪雨被害、住民が避難

湖北省で豪雨被害、住民が避難

27日、中国中部の湖北省宜昌市が豪雨に見舞われ、消防援助隊員は直ちに出動し、閉じ込められた住民の救助と避難に全力をあげている。  約3時間続いた大雨の最大降水量が140mm近くに達した。地元政府は災害救援応急対応レベル4を発動した。  中国の災害救援応急対応システムに4つのレベルがあり、4から1まで対応レベルが上がっていく。  午前12時、従業員40人以上が地元の工場に閉じ込められた。一部が工場内の高い場所に移動したが、作業場に閉じ込められた従業員もいた。消防隊員は直ちに現場に駆けつけ、従業員の救助に取り組んでいた。  <消防援助隊員>  「現在、浸水の深さは約2メートルで、予測できない危険がある。直ちにゴムボートを利用して工場内の人々を救出する」  午後1時頃、ゴムボート3隻が現場に派遣された。約30分後、作業場に閉じ込められていた従業員20人以上を安全な場所へ避難させた。  また、高い所に一時避難した従業員らも無事に救出された。  27日午後2時までに、地元消防隊は55件の緊急通報を受け、救助隊員410人と救援車69台、ゴムボート25隻を出動させ救援にあたった。閉じ込められた256人が救出され、364人が安全な場所へ避難した。

http://www.nicovideo.jp/watch/so37107413