バルセロナ大教授、昨年3月の廃水サンプルから新型コロナウイルス

バルセロナ大教授、昨年3月の廃水サンプルから新型コロナウイルス

廃水の検査を通じて、新型コロナウイルスの伝播開始時期をより正確に理解できると、スペインのバルセロナ大学の研究者が明らかにした。 同大学の研究チームが現地の廃水サンプルを検査したところ、昨年3月12日にバルセロナで採取した廃水の中に、新型コロナウイルスの痕跡があることが判明した。研究結果について、専門家によるさらなる評価・検証が行われている。これの調査報告を受けて、多くの国が廃水の検査を実施し始めた。 専門家による評価・検証を待たねばならないが、中国で初めて感染者が報告された時期より9カ月も前に新型コロナウイルスが存在していたことが証明されれば、科学界の興味を喚起することになる。その一方で、地元住民の不安は高まっている。 各国で最初に新型コロナウイルスが検出された時期や、各国内で感染が始まった時期がこれまで考えられていたよりも大幅に前倒しになる可能性が出てきている。このウイルスの起源を確かめることは難しいが、世界中の科学者らに、原点に戻ってウイルスの解明にもっと力を入れるべきだと示しているようだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/so37132283