ビル・ゲイツ氏、新型コロナワクチンは「最高額の入札者ではなく必要な人に」

ビル・ゲイツ氏、新型コロナワクチンは「最高額の入札者ではなく必要な人に」

マイクロソフトの創業者で慈善家のビル・ゲイツ氏はこのほど、「新型コロナウイルスの治療薬と今後生産されるワクチンは、最高額の入札をした人ではなく、最も必要な人に提供されるべきだ」と訴えた。 ビル・ゲイツ氏は現地時間7月11日、国際エイズ学会(IAS)主催による新型コロナのオンライン会議で、「もしわれわれが、治療薬とワクチンを、最も必要とする人ではなく、最高額を入札した人に提供するなら、感染症はより長く続き、より不公平で致命的なものになるだろう」と述べた。  数百の新型コロナワクチンプロジェクトの展開に伴い、ヨーロッパ各国政府と米国政府は研究開発や試験、生産の面ですでに数十億ドルを投資している。  新型コロナの治療薬は命の救助と経済の回復に不可欠であるため、欧州委員会と世界保健機関(WHO)は治療薬の悪質な競争に対して警告を発していた。一方、米国政府の一部の関係者は、「米国優先」の原則を堅持すると表明している。

http://www.nicovideo.jp/watch/so37189879