前駐中国米国大使:大統領選前の中米関係修復は困難

前駐中国米国大使:大統領選前の中米関係修復は困難

米国大統領選を間近に控えて、中米関係は緊張を増し、「冷戦」を再び打ち出した人さえいる。中国国際テレビ(CGTN)のキャスター田薇氏は2014年から2017年にかけて駐中国米国大使を務めた前米国上院民主党議員マックス・ボーカス氏にインタビューし、中米関係について見解を聞いた。 王毅外交部長は中米関係の回復推進について三つの提案を行った。 1.対話のためのすべてのルートを生かして解放する 2.「協力・対話・コントロール」の三つのリストをまとめる 3.新型コロナ感染防止の対策協力に焦点を合わせ展開する <マックス・ボーカス氏> 「中国に対する米国の批判はあまりにもケチをつけすぎて、時には何の証拠もないと思う。米国は今選挙シーズンを迎えており、トランプ氏や上院国会議員が再選の立候補に力を入れている。彼らは中国をスケープゴートにして、当選を助けようとしている。(中国への)批判はしやすいもので、これ以上建設的な意見が出されるのは難しい。 米大統領選までに中米関係の改善はないだろう。今の米国では政治的雰囲気が極めてひどく、いかなる有意義な変化も実現できないから。しかし大統領選挙の後、非常に安定した政府が必要だ。トランプであれバイデンであれ、新しい大統領は「米国は中国と付き合わなければならない。大人として、現実的に対処しなければならない」と気づくだろう。中国はどこにも行かずに、永遠にそこにある。力強くて成長している。 中国を訪れたことのある米国人が少なすぎる。米国人は真の中国を分かっていない。ポンぺオ国務長官は仕事以外のプライベートで、中国にどれぐらい滞在したことがあるか知りたい。米国政府の関係者は中国を十分に理解していない。議会と政府には中国を訪れたことのある人がごくわずかだ。彼らは自ら中国を見て、味わい、嗅ぎ、感じなければならない。中国は一体どんな国なのかを理解すれば、中国人と米国人は似ていることに気づくだろう。これはアメリカ人には理解されていない大問題だ。もしこれを理解できれば、より気楽に中国と接し、中国と協力し始めてもいいと気づくだろう」

http://www.nicovideo.jp/watch/so37209915