中国の映画館やっと本格再開に、予防対策も万端

中国の映画館やっと本格再開に、予防対策も万端

中国では新型コロナウイルス感染症に対する規制がさらに緩和されつつある。映画館も全面的な感染症予防抑制措置を講じ、再開にむけた準備を整えている。  中国国家映画局(国家電影局)は16日、新型コロナウイルス感染症が徐々に抑制されている状況を受け、低リスク地域では7月20日から正式に映画館の営業を再開すると発表した。  消毒作業、マスク着用、体温測定が徹底されるほか、観客は実名でネット予約しなければならず、また、席を空けて座るよう求められる。  また、各上映室の入場率は30%を超えてはならず、館内での飲食は禁止となっている。  <浙江省杭州市・徳納国際映画館の支配人 張明哲氏>  「映画館の入り口に事前検査ポイントを設置して、入場客に対して情報登録と体温測定を行う」  <山東省青島市・艾尚楽汀芸術映画館の支配人 趙長平氏>  「空席を設け間隔をあける必要がある。見知らぬ観客の間隔は1メートル以上あけなければならない。また上映時間は2時間を超えてはならず、入場率を30%以下に抑えなければならない」  入場と上映に制限がかけられたにも関わらず、多くの映画ファンは映画館に再び足を踏み入れるのを待ちきれない様子だ。  <青島市民 蘇さん>  「映画館で映画を楽しむのを待ち望んでいた」  <青島市民 辛さん>  「混むだろうな。でも再開初日に行ってみたいと思っている」  また、映画館の営業再開を促すため、関係当局も相次いで支援策を打ち出している。  <青島市文化・観光局映画ドラマ処 蘇宏偉副拠長>  「まず貸付金利割引政策を通じて、映画館の貸付の圧力を緩和することができる。感染症流行時に新規貸付があった場合、最大30万元の補助金を受け取ることができる。また、全市の映画館と共同で特別映画鑑賞活動を展開し、市民に100万元の映画鑑賞補助金を支給する。感染症が発生する前のように、観客の信頼と映画鑑賞消費の習慣を取り戻すよう力を入れている」  

http://www.nicovideo.jp/watch/so37217588