王外交部長、「南海は国際政治の争いの場になってはならない」

王外交部長、「南海は国際政治の争いの場になってはならない」

米海軍は7月に空母2隻を南海に派遣し、訓練を実施した。これに対し、ポンペオ国務長官は自身のツイッターで、中国の南海における海洋権益を軽蔑する姿勢を示した。これに先立ち、米海軍は今月4日にも南海で軍事演習を行っていた。南海で度々問題を起こしている米国に対し、王毅中国国務委員兼外交部長は5日、新華社の単独インタビューを受けた際、「南海は地域諸国の共同の庭であり、国際政治の争いの場になってはならない」と批判した。<王毅中国国務委員兼外交部長>最近、米国は南海で絶えず問題を起こしている。第一に、長年にわたる貫いてきた中立的な立場に背き、南海をめぐる主権の紛争に公然と介入している。第二に、南海における軍事的プレゼンスを絶えず強化し、武力を誇示している。今年前半だけでも、米軍機は南海で2000回以上の活動を行った。第三に、中国とASEAN諸国の関係にくさびを打ち込み、「南海行動規範」(COC)の協議プロセスを妨害してきた。米国側の目的は南海の秩序を乱し、地域諸国を米国の企みに巻き込み、それによって米国の国内政治と地縁戦略に奉仕させることにある。地域諸国は警戒心を高めなければならず、やっとのことで手に入れた平和と発展の成果が米国側に恣意的に破壊されてはならない。南海は地域諸国の共同の庭であり、国際政治の争いの場になってはならない。事実が証明した通り、対話を通じた紛争解決こそが地域諸国の利益に適う正しい道であり、南海の平和と安定を維持することは地域諸国の共通の任務だ。現在の情勢の下で、中国側はすべての妨害を排除し、できるだけ早く「南海行動規範」協議を再開し、南海の長期安定に利するこの地域規則の早期達成を実現させると提案する。同時に、中国も引き続き沿岸国と海上協力を強化し、安全保障の相互信頼を深め、共同開発を推進し、南海を真の平和の海、友情の海、協力の海にするために努力していきたい。

http://www.nicovideo.jp/watch/so37309353