中国のキーワードを習おう その4「人民至上、生命至上」

中国のキーワードを習おう その4「人民至上、生命至上」

2020年、突如発生した新型コロナウイルス感染症は中国の経済と社会発展に厳しい試練をもたらした。感染封じ込めの重要な時期に、習近平国家主席は自ら指揮し、対策を講じ、終始「人民の生命を第一に考える」という核心的な原則を堅持してきた。 感染症の流行が最も深刻な時であっても、習主席が5月の第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議で述べたように、人民の生命を何よりも優先に考え、最も大切にするという明確な目標と協調的な努力が一貫してとられてきた。 <習主席> 「中国共産党の基礎は人民にあり、血脈も人民にある。人民を中心とする発展理念を堅持し、どれだけ大きな試練と圧力に直面しても、どれだけ大きな代価を払おうとしても、この理念は終始変わらず、揺らぐことはない。人民至上(人民を第一に)、生命至上(人民の生命を第一に)、人民の生命、安全、健康を守るためなら、一切の代価を惜しまない」 「人民至上」の理念は悠久の歴史があり、中華文化に根差している。古典書籍の『淮南子』(紀元前2世紀)には「治国有常、而利民為本(国を治める上で変わらないルールがある、根本的に人民に幸福をもたらさなければならない)」という言葉がある。 五経の一つで古代中国の政治哲学の古典『書経』(『尚書』)には、「民惟邦本、本固邦寧(人民は国の根本であり、根本が強固なものであれば、国は安定する)」という言葉がある。 今日の中国人民は、政府はまさにこれを成し遂げているとし、危機の時に人民を第一に考えていると言っている。 ある北京市民は「病人を待たせず、一人一人の治療を急ぎ、一人一人の命を大事にするという理念は『人民至上』を十分に物語っている」と話した。 中国在住の外国人は「北京政府の感染第2波への対応を目の当たりにした。迅速に対応したことが印象深かった」と話した。 中国共産党中央党学校国家行政学院の戴焔軍教授は「中国共産党は成立した日から、中国人民の利益の忠実な代表者となっている。われわれの各業界には一つの理念がある。それは、『人民至上』である」と述べている。 中国は人民の命の安全や身体の健康のためなら、いかなる代価をも惜しまない。新型コロナウイルスの感染爆発時の対応が証明している。最も重要なときに、全国各地と軍隊から346の医療チーム、計4万2600人の医療従事者が中国国内で最も深刻だった湖北省に赴いて支援した。中国トップとされる「院士」が率いる10のトップ医療チームが感染症対応の最前線で戦った。重症の集中治療に携わる全国の主力医療従事者の10%近くが相次いで最前線に立ち、新生児から高齢者まで、全ての命を全力で治療し、一人一人の命を必死に守った。 新型コロナウイルスから完治した湖北省の翟万芳氏(87)は「医師も看護師も栄養士もみんな、とても親切でよく面倒を見てくれて、懸命に治療してくれた。皆さんのおかげで具合はだいぶよくなった」と述べた。 翟氏の回復は習主席にも深い印象を残した。5月に開催された全人代で、習主席は翟氏の医師である羅傑氏に次のように語った。 「羅医師が87歳の感染者を治療する様子をテレビで見た。当時は十数人の医療従事者がいたよね。その感染者のために特別な医療チームを作り、最終的に完治という成果をあげたことに感銘を受けた」・・・・・・

http://www.nicovideo.jp/watch/so37367600