小学生向けの無料サッカー情報誌「Vamos(ばもす)」 元Jリーガーが制作

小学生向けの無料サッカー情報誌「Vamos(ばもす)」 元Jリーガーが制作

小学生向けの無料のサッカー情報誌が今月創刊されました。制作したのは福岡県大野城市出身の元Jリーガーです。◆ポルトガル語で「頑張ろう」今月創刊された小学生向けのサッカー情報誌「Vamos(ばもす)」です。トレーニングやけがの防止に役立つ知識のほか、白熱するプレーの瞬間を収めた写真などを掲載しています。「バモス」はポルトガル語で「頑張ろう」の意味、サッカー少年や保護者への応援の気持ちが込められています。◆元Jリーガーの衛藤裕さん制作情報誌を制作した衛藤裕さんです。衛藤裕さん「表紙を見たときに子供たちがいっぱい載っているのも面白い。子ども目線でいくと」大野城市出身の衛藤さん。6年前まで第一線で活躍するJリーガーでした。福岡大学時代に日本代表にも選ばれ、2006年「サガン鳥栖」に入団。3チームで、12年間のプロ生活を終え、いまは妻の地元・那珂川市で少年サッカーチームのコーチをしています。◆“少年サッカーのレベルアップに”情報誌の制作には、衛藤さんの思いに共感したプロのカメラマンやデザイナーも参加、それぞれの意見を出し合い、市販の雑誌にも引けを取らないクオリティまで磨き上げていきます。但し、値段はつけません。誰でも気軽に手に取って読んでほしいという思いから、フリーペーパーとしてスポーツ店などに置くことを決めました。衛藤裕さん「小学校の時に僕らの時代は白黒の新聞でしたけど、衛藤裕という名前が載っただけですごくうれしかった。微力ではありますけど、福岡県の少年サッカーのレベルアップに少しでも役に立てればという思いでもあります」◆「これまでの経験を伝えたい」衛藤裕さん「最初の基礎のところはしっかり集中してやっていきましょう」引退直後は、家族との時間を大切にするため会社員として働く道を選び、サッカーの指導はしないと心に決めていました。しかし、小学生の息子が所属するサッカーチームから依頼され、指導を手伝うようになります。次第に「これまでの経験を伝えたい」という思いが強まり、本格的に指導していく覚悟を決めました。衛藤裕さん「指導に入ってみて、やっぱりサッカーは好きですし頑張っている子どもたちを見ているのはすごく楽しい。指導を経験した結果、バモスのような雑誌があるといま頑張っているサッカー少年や保護者に喜んでもらえるかなっていう気持ちが芽生えてきた」◆“子供たちのテンションも上がる”少年サッカーの大会が開かれたこの日、完成した「バモス」を創刊に先駆けて子供や保護者たちにお披露目しました。指導者の男性「本当に雑誌で使われているような表紙と出来具合、かなりいいんじゃないですか」衛藤さん「ありがとうございます」指導者の男性「これだったら、みんな興味持って大事にしそう。後に残りそうな感じずっと」衛藤さん「残しておいてほしいですね」保護者「うれしいですね。多分息子も見たら喜ぶと思います」初めて目にする情報誌に、子供たちのテンションも上がります。子供「情報誌に載るために、頑張って練習とか試合とかもしようと思います」「前はめちゃくちゃ下手くそだった。こんな雑誌に載れて成長したんだなって思います」◆元Jリーガーの“第二のサッカー人生”確かな手応えを感じた衛藤さん。翌日から協力を取り付けた県内30余りの店舗に、情報誌を届けに回りました。衛藤裕さん「しっかり子供たちのためにやっていることなので、ぜひ協力をお願いしますという挨拶も兼ねて、直接渡しに行こうと思っています。今週はバタバタした1週間になると思います」この日は、福岡市のスポーツクリニックを訪れました。衛藤裕さん「以前お話していた少年サッカー雑誌のほうが仕上がりましたので、今回設置のご協力ありがとうございます」早速、目に付きやすい受付の前に置かせてもらえることに。「サッカーに熱中する子供たちの力になりたい」、衛藤さんの第二のサッカー人生です。衛藤裕さん「こういった企画がほしいといった声をなるべく受け入れて、多くの方に手に取ってもらえるような雑誌に、どんどんどんどんレベルアップしていけるように頑張っていきたいなと思います」

http://www.nicovideo.jp/watch/so42040128