列車の強化ガラス窓が割れ“乗客パニック”投げ込まれた物はなく深まる謎

列車の強化ガラス窓が割れ“乗客パニック”投げ込まれた物はなく深まる謎

列車内の乗客はパニックになりました。福岡市を走るJR香椎線の車両の窓ガラス(幅3メートル)がいきなり割れ、破片が床に飛び散りました。「固い何かにぶつかったようだ」と証言する乗客もいてJR九州は原因未解明のまま被害届を出しています。鋼球を落としても割れないはず強化ガラスがなぜ割れたのか、なぞは深まるばかりです。◆乗客が非常ボタンを押して停止乗客の男性「イヤホンをしていても聞こえるくらい大きい音で『ドン!』って。窓ガラスの方を見たら内側と外側にガラスが落ちるような感じで、電車の中はパニックでした」事故が起きたのは、13日午後6時ごろ。JR香椎線の土井駅(福岡市東区)を出発した普通列車の窓ガラスが突然割れました。乗客が非常停止ボタンを押し運転士が列車を停止させました。◆幅3メートルの窓ガラスが粉々に列車は2両編成で、運転士が後方の車両へ駆けつけると、進行方向左側の高さ1メートル幅3メートルの窓ガラスのほとんどが割れ、破片が床に飛び散った状態だったということです。当時列車には約80人の乗客がいましたが、けがをした人はいませんでした。JR九州によるとその後、全員を前方の車両に移動させ安全確認をしたうえで、終点の宇美駅まで走行したということです。◆鋼球でも割れないガラスに「投げ込み」?SNS上には「何かが投げ込まれたのでは」という書き込みもありました。警察によると実況見分の結果、列車内に物が投げ込まれたような形跡は見つかっていないということです。乗客の男性「電車の中になにか入ってきているということもなかったですし、固い何かがあたったということだけ何となく分かるのは」JR九州によりますと、すべての列車の窓には強化ガラスを使用していて1メートルの高さから重さ500グラムの鋼球を落としても割れないように作られているということです。原因が車両の不具合か、外的要因か分かっていないことから、JR九州は警察に被害届けを提出しました。警察は、器物損壊事件として捜査を進めるとともに、窓ガラスが割れた原因について詳しく調べています。

http://www.nicovideo.jp/watch/so42224495