大澤真幸×山本貴光×吉川浩満「<われわれの時代>を読み解く──『〈世界史〉の哲学 近代篇1』&『近代篇2』刊行記念」(2021/9/1収録)@yakumoizuru @clnmn #ゲンロン210901

大澤真幸×山本貴光×吉川浩満「<われわれの時代>を読み解く──『〈世界史〉の哲学 近代篇1』&『近代篇2』刊行記念」(2021/9/1収録)@yakumoizuru @clnmn #ゲンロン210901

無料ダイジェスト動画はこちら! https://youtu.be/fzkmhkpSpj8web ゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。記事URL=  https://genron-alpha.com/article20211012_01/ 【収録時のイベント概要】社会学者の大澤真幸氏が上梓する一大シリーズ「<世界史>の哲学」は、『古代篇』『中世篇』『東洋篇』『イスラーム篇』『近世篇』と続き、2021年5月に『近代篇1』が、続く6月に『近代篇2』が刊行された。「〈世界史〉の哲学」は、〈世界史〉のダイナミズムを規定している論理の形式を、社会システムの理論の観点から抽出するプロジェクトである。……「〈世界史〉の哲学」の目標は、このような意味での普遍性を抉出することにある。普遍性と矛盾なく直結しているーーそれどころか歴史的特異性と結びつかずにはありえないーー普遍性。これを抽出することが探究の目標である。(『近代篇1』まえがきより)本書で指される「近代」とは、「十九世紀の西洋」=「われわれの時代」が典型的な対象とされている。さらにそこには「ポストモダン」というあいまいな概念も含まれている。近代以降の時代でありながら、近代に内包される矛盾した、自己否定も含む時代である。イベントでは、この壮大な「近代」という時代について、大澤氏に本書よりもさらに饒舌に語っていただく予定だ。しかし本書同様に、この時代を語るためには、それ以外の時代の事象にも言及せざるを得ないだろう。また、シリーズとはいえ各篇は独立していることもあり、読む順序は読者に委ねられている。本イベントでも、縦横無尽に時代と事象を読み解くことになるだろう。聞き手には文筆家の山本貴光氏と吉川浩満氏をお招きする。山本氏は5月に大澤氏との対談をおこなっており、吉川氏はゲンロンカフェでのイベント「ポストコロナ時代の民主主義、その可能性」や「社会学という物語について」などで幾度も大澤氏と議論を交わしている。稀代の本読みである二人がこのシリーズをどのように読み解くのかも大注目である!『〈主体〉の誕生』『資本主義の父殺し』と題された二冊を中心に、「〈世界史〉の哲学」シリーズとノートを携えて、ぜひ番組をご視聴いただきたい。『〈世界史〉の哲学 近代篇1 〈主体〉の誕生』目次まえがき第1章 失敗した贋金作り第2章 カトリックの政治革命/プロテスタントの精神革命第3章 貨幣論への迂回第4章 貨幣の抽象化作用第5章 資本主義の猥褻な精神第6章 黙示録的ゲーム第7章 〈金銀/紙幣〉としての貨幣第8章 商品の救済/人間の救済第9章 召命と階級第10章 終わりなき終わり第11章 予定説の効果第12章 予定説がとり残したもの第13章 〈増殖する知〉のふしぎ第14章 銀行というなぞ第15章 二つのスペキュレーション第16章 剰余権力第17章 〈主体〉の産出第18章 最初の小説第19章 小説の不安第20章 神に見捨てられた世界の叙事詩……なのか?第21章 虚構性の勃興第22章 役に立たない辞典第23章 小説的衝動の帰趨あとがき『〈世界史〉の哲学 近代篇2 資本主義の父殺し』目次まえがき第1章 父殺しの密かな欲望第2章 墓場の生ける死者たち第3章 分離派の倫理と資本主義の精神第4章 一者は一者ならず第5章 貨幣を殺す第6章 ヘーゲルを通じてドストエフスキーを読む第7章 この女性の裸の身体は美しいのか第8章 絵は何と競っているのか第9章 なぜ何かがあるのか第10章 美からの逃走第11章 「睡蓮」と「山」第12章 注意への注意第13章 存在論的に未完成な共同体第14章 「Anno Domini(主の年)」から「A.D. /B.C.」へ 第15章 構造と歴史第16章 国民の「起源」第17章 母の欲望あとがき<われわれの時代>を読み解く – ゲンロンカフェ https://genron-cafe.jp/event/20210901/

http://www.nicovideo.jp/watch/so42423518