『「日本男児」という生き方』を読む 第3回 ねこささやなぎの閑話休題 season6(全6回)

『「日本男児」という生き方』を読む 第3回 ねこささやなぎの閑話休題 season6(全6回)

2011年刊の、笹幸恵氏の著書『「日本男児」という生き方』(草思社)を題材にしたシリーズ、第2回!今回扱うのは、第7章「傷ついてこそ人生」から「自分の命を賭けるぐらいの意気込みを、男たる者、持っていただきたい」第8章「潔さという美学」から「俺は生きた」戦場で「あの時、俺は死んでいても全然おかしくなかった」というような経験を何度も潜り抜けて、生還した人の感覚や人生観は、戦後に生まれ育った我々とは根本的に異なるということがよくわかる、2つの話。「一度死んだ命」だと思って生きていた人々には、「自己承認欲求」などという小さなことにこだわって汲々としていた人など、ひとりもいなかった。そして、存分に残された命を燃やし、生き切ったという人が多かった。戦争のない世の中は良い世の中だというけれど、果たして本当に、「戦争がない」というただそれだけで、豊かな世の中、豊かな人生だと言えるのだろうか?

http://www.nicovideo.jp/watch/so42998024