マイリスト ラジオAIネット
Yajima さんの公開マイリスト 諫早湾干拓問題ラジオAIネットのアーカイブです。
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諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第83回「有明海のノリ養殖の現状」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2022年11月27日に放送した第83回では、有明海奥部で養殖ノリの生育不良が広がっていたことから、緊急の特集として、有明海のノリ養殖の問題について、有明海漁民・市民ネットワークのレギュラーメンバー4人で話しました。有明海のノリ養殖は2000年度に大不作が発生し、農水省が組織した「ノリ第三者委員会」は諫早湾干拓の開門調査を提言しています。その後も有明海奥部のノリ養殖は、赤潮の増加で不安定な状態が続き、特に近年、佐賀県西南部の漁場では2020年、2021年と極端な不作が続いて問題となっていました。そして、この第83回の生放送後、ノリの色落ち被害は佐賀県の東部や福岡県にも広がり、2022年度の有明海のノリ養殖は2000年に匹敵する規模の大凶作になってしまったのです。番組では、こうしたノリの不作と諫早湾干拓との因果関係について、最近の学説なども紹介しました。また、有明海漁民・市民ネットワークは、有明海特措法に基づいた緊急のノリ漁業者救済対策を国に申し入れてきましたが、漁業共済などによる補填で十分とする水産庁の対応の問題点などについても議論しました。mylist/48084459
65:04|2023年12月12日 17:27:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第81回「有明海のノリ養殖と諫早湾干拓」ゲスト:松藤文豪さん(有明海漁民・市民ネットワーク代表)
2022年7月31日に放送した第81回では、有明海漁民・市民ネットワークの代表でもある福岡県大牟田市のノリ漁師、松藤文豪さんにゲストとしてご出演いただきました。大牟田は有明海でも有数のノリ漁場です。しかし1997年の諫早湾閉め切りの翌年からは、赤潮によるノリの色落ちが悪化し、2000年の冬には有明海全域で大不作となりました。諫早湾干拓が原因であると考えた松藤さんは、諫早湾への海上デモを呼びかけて実行。この時、諫早湾内は赤潮プランクトンだらけで、漁業者たちは干拓の悪影響を確信しました。大牟田では、かつては西風が吹くと諫早湾方面から流れてくる海水でノリが良く育ちました。しかし、諫早湾の閉め切り後は西風が吹くとプランクトンが流れ込み、大牟田のノリは色落ちするようになったそうです。今回の番組では、2000年のノリ大不作時の話をはじめ、大牟田での昔の養殖ノリの様子や近況について、松藤さんに伺いました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://podcasters.spotify.com/pod/show/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
44:28|2023年10月09日 15:23:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第80回「諫早市民として開門を求め続けて」ゲスト:松田恵子さん(諫早市民)
2022年6月26日に放送した第80回では、諫早市にお住まいの松田恵子さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早市の郊外に引っ越してきた松田さんが、諫早湾干拓の問題を知ったのは、1997年の堤防閉め切りの3年前でした。友人でムツゴロウ訴訟(諫早湾自然の権利訴訟)の原告ハマシギの代弁人だった田中二三子さんを応援することから、この運動に関わるようになりました。その後、松田さんは第二次自然の権利訴訟や、よみがえれ!有明訴訟の原告となり、工事差し止め仮処分や開門判決では仲間たちと大喜びしたそうです。しかし、地元では「漁業者はただお金が欲しいのではないか」といった誤解や偏見がなお根強いようです。また、干潟保全や開門に対する市民の関心は低く、自然や干潟の大切さを伝えきれなかったと、松田さんはご自身の30年近くにわたる活動を振り返っていらっしゃいました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://podcasters.spotify.com/pod/show/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
44:33|2023年08月22日 18:31:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第79回「佐賀県鹿島の干潟とノリ養殖」ゲスト:中村和也さん(佐賀県有明海漁協鹿島市支所)
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第79回「佐賀県鹿島の干潟とノリ養殖」ゲスト:中村和也さん(佐賀県有明海漁協鹿島市支所)2022年5月22日に放送した第79回では、佐賀県有明海漁協鹿島市支所のノリ漁師、中村和也さんにゲストとしてご出演いただきました。中村さんは有明海の佐賀県鹿島沖でノリ養殖を営む、祖父から3代目のノリ漁師です。子どもの頃から干潟で遊び、鹿島ガタリンピックにも選手や運営で参加してきました。最近では鹿島沖の干潟の質に悪化を感じているとのことです。鹿島での2021年度のノリ養殖は赤潮による栄養塩不足で不作に終わりました。船のエンジンを新調したばかりの中村さんは、漁業共済などによる補償だけでは経営が厳しい状況です。有明海特別措置法による緊急な救済を求めていますが、国はかたくなにそれを拒んでいます。色落ちした黄色いノリでなく黒いノリを取らせて欲しい、そのためには諫早湾の開門調査をして、原因を究明して欲しいと中村さんは話していました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://podcasters.spotify.com/pod/show/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
40:08|2023年08月07日 17:35:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第67回「2021年3月の関連ニュース」
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第67回「2021年3月の関連ニュース」諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年3月28日に放送した第67回では、都合によりゲストコーナーは中止とさせていただきました。ニュースコーナーでは2021年3月の関連ニュースとして、諫早湾内の漁業者による開門訴訟第2陣・3陣の福岡高裁控訴審での口頭弁論、番組当日が投票日だった諫早市長選での大久保潔重氏の当選と、諫早湾干拓問題の話し合いを求める会による立候補者へのアンケート、国会での大串博志議員と野上農水大臣の質疑応答や有明海・八代海特措法の延長案の審議、干拓地営農者による開門訴訟での長崎地裁の現地視察、福岡高裁請求異議訴訟差し戻し審の進行協議などについてお伝えしました。※編集作業が大幅に遅れ、番組のアーカイブ版の公開が生放送の1年後になってしまったことをお詫びします。ニュースコーナーの話題は2021年3月時点のものです。mylist/48084459 Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
18:01|2022年03月04日 16:23:04 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第72回「諫早湾内の漁業と排水による被害」ゲスト:室田和昭さん(長崎県諫早湾漁協瑞穂支所)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年8月22日に放送した第72回では、長崎県諫早湾漁協瑞穂支所の室田和昭さんにゲストとしてご出演いただきました。室田さんは、諫早湾の潮受け堤防の南部排水門のすぐ近くの漁場で、60年以上もタイラギやノリなどの漁業の仕事をしてきました。かつては諫早湾奥部のガタ土の海底でもタイラギが取れたそうで、全長7kmの潮受け堤防の工事が進む中で、2kmほど開いている段階では、まだ諫早湾の奥に魚が遡上して産卵をしていたそうです。ところが、堤防閉め切り後はカレイやシタビラメなどの底魚が急速に減り、ノリ養殖場も赤潮が発生してなかなか抜けていかないようになりました。2010年に当時の瑞穂漁協は組合員全会一致で開門を求める方針に転換。室田さんも諫早湾内の漁民として開門を求める裁判に参加しました。どん底の状態で漁業の仕事を継いだ息子のためにも、少しでも昔の海に戻るようにしていきたい、それが課題であると室田さんおっしゃっていました。そのほか、諫早湾の昔の話、今の話をいろいろと伺いましたので、ぜひお聴きください。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
48:07|2023年02月11日 15:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第73回「「熊本での活動と金子農相の諫早視察」ゲスト:北園敏光さん(有明海再生NET/荒尾市議会議員)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年11月28日に放送した第73回では、有明海再生NETの北園敏光さんにゲストとしてご出演いただきました。熊本県荒尾市の市議会議員でもある北園さんは、荒尾市で生まれ、幼い頃から潮干狩りなど有明海の豊かな漁業を体験しながら育ってきました。しかし、荒尾沖ではタイラギやアサリが採れなくなり、海域の水質(COD)は、諫早湾の堤防が閉め切られた1997年の翌年から環境基準不適合となり今日まで続いています。「開門すれば有明海は再生する」という研究者の法廷での証言に触発された北園さんは、元・熊本保健科学大学教授の高橋徹さんを代表とする「有明海再生NET」という団体を立ち上げ、諫早湾干拓問題に関して講演会やホームページでの情報発信を積極的に行っています。2021年11月に金子原二郎農水大臣が佐賀県や諫早湾干拓を視察した際には、漁業者や弁護団と大臣の懇談会を動画で撮影して公開されました。今回はその時の大臣や漁業者の発言などについてもお話しいただきました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://anchor.fm/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
43:25|2023年02月17日 17:11:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第74回「2021年の動きを振り返る」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年12月26日に放送した第74回では、有明海漁民・市民ネットワークのレギュラーメンバーで2021年の重要なニュースを振り返りました。2021年は、請求異議訴訟の差し戻し審を行っていた福岡高裁が、4月に「和解協議に関する考え方」という画期的な提案を示しましたが、国の拒否によって和解協議は実現せず、同訴訟は12月に結審となりました。10月には元長崎県知事の金子原二郎衆議院議員が農水大臣に就任し、親子2代で農水大臣として干拓事業に関わることになりました。NGOや研究者の動きとしては、日本環境会議の諫早湾干拓問題検証委員会が報告書を公表。また、開門を提言したノリ第三者委員会や有明海のベントス調査などで、長年、諫早湾干拓の悪影響の問題に取り組んできた長崎大学名誉教授の東幹夫さんが12月にお亡くなりなりました。漁業では、タイラギが10年連続で休漁となり、佐賀県の西南部のノリ養殖で大規模な色落ち問題となりました。今回の番組では漁民ネット現地事務局の時津良治さんに、漁業の現場や農水大臣の視察の様子などについて伝えてもらいました。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://anchor.fm/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
59:30|2023年04月07日 17:12:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第77回「請求異議訴訟差し戻し審の判決」ゲスト:堀良一さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
2022年3月27日に放送した第77回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の事務局長、堀良一さんにゲストとしてご出演いただき、福岡高裁の請求異議訴訟差し戻し控訴審判決について解説していただきました。福岡高裁は2022年3月25日、諫早湾の開門の強制執行を認めないとする漁業者側敗訴の判決を言い渡しました。この番組は判決の2日後に生放送したものです。この判決で裁判所は、漁獲量は増加傾向にある、漁獲量の減少の大半の原因が潮受け堤防の閉め切りにあるとは言えない、以前よりも開門した場合の防災上の支障が増大しているなどと、国側の主張を丸のみにしています。極めて杜撰な事実認定によって確定した開門判決を覆す内容で、全く不当な判決です。番組では、判決要旨の文言を確認しながら、堀さんと有明海漁民・市民ネットワークのメンバーで、この判決の問題点について議論しました。mylist/48084459
59:56|2023年07月06日 12:40:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第76回「故郷の海・有明海の問題を撮る」ゲスト:井手洋子さん(映像ディレクター)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2022年2月27日に放送した第76回では、映像ディレクターの井手洋子さんにゲストとしてご出演いただきました。佐賀県鹿島市の出身である井手さんは映像ディレクターとして、布川事件を扱った「ショージとタカオ」や、障害のある子どもたちの放課後活動の様子を描いた「ゆうやけ子どもクラブ!」など、さまざまな記録映画を制作されてきました。井手さんは2012年頃から現在に至るまで、有明海の漁業や諫早湾干拓問題に関連した映像を撮り続けています。鹿島の海の干潟の生き物たちに感動し、また、諫早湾内の漁師の「どうせ農水は俺たちが死ぬのを待っているのだろう」という言葉に、こんな理不尽な話があるだろうかと思いながら、撮影を続けているそうです。2021年度は鹿島や大浦など佐賀西南部での養殖ノリの色落ち被害が広がりましたが、地元の漁業者の様子なども井手さんからお話しいただきました。みなさま、ぜひお聴きください。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast → https://anchor.fm/radioainet有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
57:07|2023年06月15日 18:10:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第75回「追悼:東幹夫さんと諫早湾干拓」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2022年1月23日に放送した第75回は、2021年12月にお亡くなりになった長崎大学名誉教授・東幹夫さんを偲んでの特別企画です。魚類の専門家であった東さんは、早くから諫早湾干拓事業に警鐘を鳴らし、1997年の堤防閉め切り直後から有明海でのベントス(底生生物)の生息調査を毎年続けてきました。2001年にはノリ大不作を受けて組織された第三者委員会に参加し、短・中・長期の開門調査提言を実現させました。そして、有明海のベントスが、堤防閉め切り後に減少、2002年の短期開門調査後に急増、その後は一貫して減少していることを明らかにし、干拓事業の悪影響や開門の有効性を実証しました。今回の番組では、2001年、2017年のシンポジウムでの東さんの発言、また、東さんが第三者委員会に入ることを認め、開門調査の実施に前向きであった谷津義男・農水大臣の2002年のシンポジウムでの発言などを聴きながら、レギュラーメンバーで東さんの功績を振り返りました。 mylist/48084459
51:03|2023年06月03日 16:52:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第71回「柳川のノリや魚介の話」 ゲスト:北原敬二さん(福岡県沖端漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年7月25日に放送した第71回では、福岡県沖端漁協の北原敬二さんにゲストとしてご出演いただきました。北原さんは15歳の時から50年以上も有明海の柳川沖で漁業に携わってきました。かつてはタイラギやアサリなどの漁業とノリ養殖、1990年代になってからはノリが仕事の中心となりました。2000年冬に起こったノリの大不作では、弟さんが諫早湾まで様子を見にいって「プランクトンがすごく湧いて海が汚れている。もうノリは取れなくなる」と話していたとのこと。その後は、ノリ養殖の漁期を長くしてなんとか収量を確保している状況だそうです。開門すれは海は絶対に良くなると、北原さんはおっしゃっていました。北原さんには漁業の話のほか、柳川名物の掘割や川下り、うなぎのせいろ蒸しの話なども伺いました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
48:24|2022年12月09日 17:23:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第70回「福岡高裁が提案した和解協議」ゲスト:吉野隆二郎さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年6月27日に放送した第70回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士・吉野隆二郎さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早湾の開門をめぐる請求異議訴訟の差し戻し控訴審で、2021年6月2日、福岡高裁は「和解協議に関する考え方」という文書を提示しました。この文書では、開門問題の抜本的な解決には話し合い以外に方法はなく、特に国は利害調整のためにこれまで以上の尽力が不可欠であるとしています。今回の番組では、この「考え方」の内容と、それまでの請求異議訴訟の経緯について吉野さんに解説していただきました。吉野さんは、この「考え方」に沿って和解協議を行い、開門によって漁業も農業もより良くなるような解決を目指すべきであると、お話をまとめられましたが、その後、国が非開門に固執したため和解協議は実現せず、福岡高裁は2022年3月25日に漁民側を敗訴とする判決を言い渡しました。2022年11月現在、この請求異議訴訟は再び最高裁に上告されて審理されています。Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
44:33|2022年11月17日 20:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第69回「諫早湾内の漁業被害と裁判」ゲスト:平田勝仁さん(長崎県諫早湾漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年5月23日に放送した第69回では、長崎県諫早湾漁協の平田勝仁さんにゲストとしてご出演いただきました。平田さんは潮受け堤防の北部排水門に近い諫早市小長井の漁業者です。かつては二枚貝のタイラギの潜水漁に従事していましたが、堤防の工事が始まってからタイラギの大量死が発生し、全く取れなくなりました。また堤防閉め切り以降はアサリも育たなくなり、「養殖」ではなく、よそから持ってきた稚貝を育てる「蓄養」が行われています。蓄養では仕事は年間に2か月もないので、平田さんは橘湾の方で漁をして生計を立てています。堤防ができてからは、相当な風が吹いても波が立たなくなったそうです。それで海底が貧酸素になって漁業被害が起きているのではないかと平田さんは考えています。親から自分が言われたように、自分の子供や孫に漁師を継げと言えるような海に戻したい、と平田さんはおっしゃっていました。そのほか、平田さんが開門訴訟の原告となった思いなど、さまざまなお話を伺いました。※編集作業が大幅に遅れ、番組のアーカイブ版の公開が生放送の1年後になってしまったことをお詫びします。平田さんのお話やニュースコーナーの話題は2021年5月時点のものです。 mylist/48084459
48:59|2022年07月23日 12:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第68回「地域住民の諫早湾干拓への思い」ゲスト:樫澤秀木さん(佐賀大学経済学部教授)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年4月24日に放送した第68回では、佐賀大学経済学部教授の樫澤秀木さんにゲストとしてご出演いただきました。樫澤さんたちの研究グループでは、2020年に諫早市・雲仙市の住民2100名を対象に、諫早湾干拓をはじめとした地域社会に関するアンケート調査を行いました。諫早湾干拓に関しては、防災機能や交通の利便性の向上など好印象を持つ人が多く、開門への理解や利害調整の難しさを感じさせる結果でした。また、樫澤さんは、諫早湾や有明海の自然に親しみを覚える住民が少ないという調査結果も、この問題の背景として指摘されました。一方で、もともと諫早湾沿岸の出身である樫澤さんは、昔の自然を良かったと言う人や、気温の変化など干拓事業による周辺の農業への悪影響に困惑している住民も多いことを実感していて、こうした人々との話し合いの場の模索など、問題解決に向けたさまざまなご意見をいただきました。※編集作業が大幅に遅れ、番組のアーカイブ版の公開が生放送の1年後になってしまったことをお詫びします。樫澤さんのお話やニュースコーナーの話題は2021年4月時点のものです。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
49:54|2022年06月20日 20:18:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第66回「佐賀県大浦の漁業の現状」ゲスト:大鋸幸弘さん(佐賀県有明海漁協大浦支所)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年2月28日に放送した第66回では、佐賀県有明海漁協大浦支所の大鋸幸弘さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早湾干拓の排水門から船で10分ほどと、佐賀県で諫早湾に一番近い漁港である大浦。大鋸さんはそこで40年以上も漁業を続けてきました。初めて潜水した時は、海底が見渡す限り二枚貝のタイラギの畑で「どこから採ったらよかとね?」とお父さんに尋ねたそうです。しかし現在、タイラギは長年休漁が続いている状態です。諫早湾の堤防閉め切り後、不漁に苦しんた大鋸さんは開門裁判の原告となり勝訴しましたが、判決から10年以上経っても国は裁判所が命じた開門を履行していません。大鋸さんにはタイラギ漁の話のほか、佐賀西部の養殖ノリの色落ち被害や、大浦でシバエビの漁獲量が増えているように見えることから、国が裁判で漁業が回復傾向にあるなどと主張している問題について、現場の実情をお話しいただきました。※編集作業が大幅に遅れ、番組のアーカイブ版の公開が生放送の1年後になってしまったことをお詫びします。大鋸さんのお話やニュースコーナーの話題は2021年2月時点のものです。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
57:20|2022年02月19日 08:51:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第65回「熊本県荒尾沖での漁船漁業」ゲスト:西川幸久さん(熊本県荒尾漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2021年12月27日に放送した第65回では、熊本県荒尾漁協の西川幸久さんにゲストとしてご出演いただきました。番組当日が67歳の誕生日だった西川さん。一旦サラリーマンになった後、24歳からタイラギ漁などを始めたそうです。その頃、荒尾ではタイラギやアサリが大量に採れていました。その後、タイラギは熊本新港の建設工事の影響で減少し、諫早湾の干拓堤防閉め切り以降は全く採れなくなりました。クルマエビやタコ、イカなども獲れなくなり、漁船漁業は最悪の状態が続いています。諫早湾干拓によって一番変わったのは潮流で、エビ網の流れが速度も方向も目に見えて変わったそうです。西川さんは一日も早く昔のような海に戻して、今の若い人にそれを見せたいとおっしゃっていました。※編集作業が大幅に遅れ、番組のアーカイブ版の公開が生放送の1年後になってしまったことをお詫びします。西川さんのお話やニュースコーナーの話題は2020年12月時点のものです。 mylist/48084459
47:16|2022年01月10日 17:49:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第64回「堤防閉め切り前後の地元での活動」ゲスト:原田敬一郎さん(長崎県雲仙市)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年11月22日に放送した第64回では、長崎県雲仙市の原田敬一郎さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早湾沿岸の愛野町(現・雲仙市)で、子どもの頃は船上生活をしていた原田さん。干潟で遊んだり、アゲマキをとったりする日々だったそうです。諫早湾干拓の計画が動き始めてからは、まず地元の人たちと干潟の掃除の活動を始めました。その後「ムツゴロウ裁判」の原告となったり、コンサートを開いたり、干拓地の対岸でメッセージを書いた黄色いハンカチを掲げたり、愛野町の町会議員として立候補して見事に当選したり・・・ユニークな活動を次々と展開して、干拓事業の見直しや干潟の再生を全国に訴えました。今回の番組ではそうした活動の様子や、当時の思いなどを原田さんに伺いました。また、原田さんの作詞・歌唱による「月の干潟」という曲を番組の中で流しています。ぜひお聴きください。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
58:39|2021年04月25日 15:31:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第63回「島原半島でのノリ養殖」ゲスト:篠塚光信さん(長崎県有明漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年9月27日に放送した第63回では、長崎県有明漁協の篠塚光信さんにゲストとしてご出演いただきました。篠塚さんがノリ養殖を営んでいる島原市有明町の沖合は、諫早湾からの海水が渦を巻くように強く流れる養殖に適した場所でした。しかし、1997年の干拓堤防の閉め切り後は下げ潮の時間が短くなって、「浮き流し」でのノリの生育が極端に悪くなりました。さらに、2008年から干拓地での営農が始まると、ノリの「芽流れ」がひどくなり、網が汚れるようになりました。篠塚さんは干拓農地の堆肥などから流れ出ている窒素分の過多が、ノリの生育不良の原因ではないかと見ています。堤防閉め切り前は3億円ほどあった長崎県のノリの生産高は、現在は1億円ほどに落ち込んでいます。福岡県や佐賀県よりも早い時期から干拓の悪影響を受け、現在も厳しい状況にある島原半島のノリ養殖の実情を、このインタビューから知っていただければと思います。 mylist/48084459
44:58|2020年11月19日 07:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第62回「熊本県荒尾のノリ養殖」ゲスト:前田力さん(熊本県荒尾漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年8月23日に放送した第62回では、熊本県荒尾漁協の前田力さんにゲストとしてご出演いただきました。前田さんは有明海で諫早湾の対岸にあたる荒尾で、50年以上ノリ養殖を営んでいる漁業者です。前田さんのご両親は荒尾で初めてノリ養殖を始めた方だそうで、夏は観光地引き網もやっていました。今回の番組では少年時代の前田さんが地引き網からこぼれる魚で竹かごをいっぱいにしていた話や、地元では炭鉱で働くご主人よりもアサリをとっている奥さんの方が多く稼いでいたといった話など、有明海が豊だった頃の話をいろいろと伺いました。1997年の諫早湾の堤防締め切り以降は、荒尾でも潮流に勢いがなくなって、海にヘドロが積もり、海水の色も変わってしまったとのことです。特に西風が吹く時に、諫早湾からの排水が水面を滑るように押し寄せてくるそうです。かつて、高橋徹先生が行った潮流調査では、諫早湾から浮かべた10本のブイの半分が荒尾の方に流れてきました。前田さんは、コロナウイルスや豪雨は天災かもしれないが、諫早湾干拓での環境悪化は完全に人災だと思う、開門しなければ有明海の再生はないとおっしゃっていました。 mylist/48084459
38:41|2020年09月15日 20:03:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第61回「諫早湾干拓と地元・森山町」ゲスト:村山茂樹さん(元森山町教育委員会学芸員)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年7月26日に放送した第61回では、元森山町教育委員会学芸員の村山茂樹さんにゲストとしてご出演いただきました。長崎県北高来郡森山町(合併して現在は諫早市)と諫早市の小野地区は、諫早湾干拓の後背地として干拓事業の推進を求める農家が多い地域でした。いずれも江戸時代から干拓が少しずつ行われてきた場所ですが、島原半島の付け根の地峡部のため水が乏しく、昔から干拓地の水田は水路網に水を貯め込む構造になっていました。そのために大雨が降ると湛水被害が起きやすいという構造的な問題を抱えていたのです。昭和になってからの森山町の干拓も農業用水を十分に確保しないまま勧められ、その後も国や県は導水や排水の整備を怠ってきたことから、森山町の農家は、諫早湾干拓による調整池の淡水化や排水の向上といった、干拓を拡大した先にあるインフラに頼らざるを得ない状況に追い込まれていたのです。村山さんは、森山・小野の農民も、小長井の漁民も、諫早湾干拓事業のための「人質」に取られた人たちであり、「おかず」よりも「ご飯」を優先する日本の行政が、漁業者と農業者の対立という構図を作り上げ、海の環境破壊を生んできたと語ります。この人質や対立の構図は、新干拓地の入植農家と有明海の漁業者の間での開門問題においても、変わることなく続いているようです。地元の「人質」を救い出さない限り、この問題は解決しないというのが、村山さんのご意見でした。詳細はぜひ番組をお聴きください。 mylist/48084459
50:15|2020年08月13日 20:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第60回「有明海の採泥調査」ゲスト:佐藤慎一さん(静岡大学教授)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年6月28日に放送した第60回では、静岡大学教授の佐藤慎一さんにゲストとしてご出演いただきました。佐藤さんと長崎大学名誉教授の東幹夫さんたちは、諫早湾が干拓事業で閉め切られた1997年以降、毎年欠かさず有明海の採泥調査/ベントス(底生動物)調査を続けています。今年も、6月13日から17日まで調査が行われました。この調査で、有明海のベントスの減少傾向が続いていること、2002年の短期開門調査で海水が導入された時だけは、一部のベントスが急増したことが明らかになっています。それは2002年の短期開門で漁獲が増えたという漁業者の証言を裏付けるものです。これまでさまざまな有明海再生策が行われてきましたが、2003年から今年の調査まで、短期開門時のようなベントスの急増は一度も観測されていません。 長年調査を続けることで、開門の効果や必要性の確証を得たと佐藤さんは語っています。今回の調査には漁民ネットの吉川多佳子さんと時津良治さんも参加しました。2人にもその時の様子などを話してもらいました。 mylist/48084459
37:02|2020年07月24日 21:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第59回「営農者による開門訴訟」ゲスト:中原昌孝さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第59回「営農者による開門訴訟」ゲスト:中原昌孝さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年5月24日に放送した第59回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の中原昌孝さんにゲストとしてご出演いただきました。干拓事業による諫早湾の閉め切りは、有明海の漁業だけでなく、干拓地での農業にも悪影響を与えています。干拓農地を囲む調整池には野鳥の餌が少ないため、カモによる農作物の食害が多発しています。また、調整池には気温の緩和作用がある海水が流入しないため、低温や高温による農作物の生育不良も発生しています。農地を管理している長崎県の農業公社は、これらの問題を省みないどころか、最近になって農地のリースに関する契約条件を厳しくしてきました。このような状況に不満を表明した入植者の松尾公春さんは、公社から農地リースの契約更新を認められず、立ち退きを求められています。松尾さんは被害の損害賠償と開門を求める裁判を起こし、昨年からはすでに干拓地から撤退していた営農者も原告に加わりました。この裁判によって、1/4もの入植者が撤退していながらも、これまであまり聞こえてこなかった干拓地での困難な営農の状況や、それまで営農者を「盾」として事業を推進してきた国や県の傲慢で無責任な姿勢が明らかになってきました。営農者訴訟を担当している中原弁護士は「農水省は干拓地での農業に支障が出るといって漁業者が求める開門を拒んでいるが、それに風穴を開けたのがこの営農者訴訟ではないか」と語っています。今回の番組で、「農業と漁業の対立」といった見方が誤りであることを、多くの皆さんに理解していただければと思います。ぜひお聴きください。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
47:44|2020年07月03日 20:03:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第56回「かつての諫早湾干潟と現在」ゲスト:富永健司さん(諫早住民)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2020年2月23日に放送した第56回では、諫早市在住の富永健司さんにゲストとしてご出演いただきました。小さい頃から諫早市内の本明川で遊んでいた富永さんは、その後、干拓事業で失われることになる諌早湾干潟の風景や生き物、そこで暮らす人々の姿を撮影し、1985年に「有明海 諫早湾の干潟と生活の記録」という写真集を出版されました。1997年の堤防閉め切りで全国に知られるようになった諌早湾干拓問題ですが、富永さんは干拓事業開始前から、故・山下弘文さんなどとともに、干潟保全の市民運動を担ってきた一人です。そんな富永さんに、諫早湾の干潟生態系の素晴らしさや、堤防閉め切り前の市民運動の様子、干拓事業に対する現在の思いなどを語っていただきました。諫早湾干拓問題は、漁業問題のみならず地球環境問題であり、干潟の生物生産性、防災、財政、営農など総合的な検証が必要であると、富永さんはおっしゃっていました。これからも一人でも多くの人にこの問題を訴えていきたいとのことです。なお、当日の通信の不具合で、番組の後半に雑音が多くなってしまったことをお詫びします。 mylist/48084459
38:53|2020年03月19日 09:14:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第54回「長崎地裁での新たな開門訴訟」ゲスト:高峰 真さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年11月24日に放送した第54回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の高峰真弁護士にゲストとしてご出演いただきました。長崎地裁での諫早湾内の漁業者による開門訴訟は、第2陣・第3陣が結審し、2020年3月に判決が言い渡されます。その一方で、開門差し止め訴訟で「独立当事者参加」が認められなかった漁業者による、第4陣の開門訴訟が長崎地裁で始まりました。さらに諫早湾干拓地での営農から撤退した農業者が損害賠償や開門を求める新たな裁判も始まりました。今回は第4陣の開門訴訟の担当弁護士である高峰真さんに、これらの裁判の経緯を説明していただき、被害が続いている漁業の実態や、漁業者と農業者の双方が長崎地裁で開門を求めていることの意義など、11月12日の公判で陳述した内容についてお話いただきました。また、放送日の前日に佐賀県や長崎県の漁業者と会ってきた漁民ネットの吉川多佳子さんに、最近の有明海の漁業の状況や漁業者の想いなど、現場の人たちから聞いてきた話を報告してもらいました。 mylist/48084459
44:15|2019年12月20日 00:10:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第53回「島原での漁と海の異変」ゲスト:中田猶喜さん(島原漁協、有明海漁民・市民ネットワーク副代表)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年10月27日に放送した第53回では、島原の漁業者で有明海漁民・市民ネットワーク副代表の中田猶喜さんにゲストとしてご出演いただきました。中田さんは島原の海で50年以上、漁船漁業を営んできました。クルマエビは適度に海が濁っているときに、クツゾコ(シタビラメ)は月が明るくない冬の大潮の日によく獲れると教えていただきました。魚の状態は分からないから、自然の変化を見ながら漁をするという中田さん。諫早湾の調整池から大量の排水があると、2、3日後に島原沖でそれが分かるそうで、干拓堤防の閉め切り後は潮の流れ方が変わって、網が汚れるようになったとのことです。誰よりも敏感に海の変化を感じ取りながら仕事をしてきた中田さんの証言をぜひお聴きください。 mylist/48084459
31:43|2019年11月28日 13:39:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第52回「高裁判決を棄却した最高裁」ゲスト:堀良一さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年9月22日に放送した第52回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団事務局長の堀良一弁護士にゲストとしてご出演いただきました。2019年9月13日、最高裁は漁業権の更新により開門の請求権が失われたとする福岡高裁の判決を破棄して、審理を高裁に差し戻しました。堀さんはこの判決について、確定判決の効力は消えることがないという当然の判決であると語っています。また、この判決文の後半に、差し戻し審での事実認定が必要な論点に関し、その判断の枠組みを示すような裁判官個人の補足意見がつけられたことに対しては、世論をミスリードするものであると強く批判しました。このほか、長崎地裁では干拓地での営農から離脱した2人の農業者が裁判を起こしたことや、最高裁から移送された開門裁判が始まったことなど、開門訴訟をめぐる新たな動きを報告していただきました。 mylist/48084459
40:59|2019年10月25日 21:24:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第51回「野鳥と湿地、春国岱と諫早湾」古南幸弘さん(日本野鳥の会保全プロジェクト推進室チーフレンジャー)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年7月28日に放送した第51回では、日本野鳥の会の古南幸弘さんにゲストとしてご出演いただき、北海道の春国岱や諫早湾についてお話しいただきました。古南さんは日本野鳥の会のスタッフとして、諫早湾干拓事業の見直しを求める運動、その後の藤前干潟や愛知万博会場の海上の森の保全活動などで精力的に活動されました。現在は春国岱のネイチャーセンターで仕事をされています。春国岱・風蓮湖はラムサール登録地で干潟が豊富にあり、2000〜3000羽ものシギ・チドリ類が訪れる場所です。一昔前はもっと多く飛来したようですが、大きな開発がなかったことから、近年の野鳥の飛来数は比較的安定しているそうです。諫早湾の干潟にもかつては1万羽ものシギ・チドリ類が渡ってきました。特にダイシャクシギやチュウシャクシギといった大型のシギ・チドリ類が多かったことが特徴だったそうです。しかし、1997年の干拓堤防閉め切りでその広大な干潟は失われてしまいました。現在の春国岱や風蓮湖では、漁業やバードウォッチングなどが自然の恵みとして漁業者や市民に理解され、享受されています。諫早でも自然を回復し、その恵みを人々が分かち合えるような形にしていかなければならないと、古南さんはおっしゃっていました。番組後半の「ニュースコーナー」では、7月26日に行われた開門をめぐる請求異議訴訟の最高裁口頭弁論について、法廷内の様子や国側の弁論内容の問題点などを、レギュラーの吉川多佳子さんや陣内隆之さんに報告してもらいました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
54:42|2019年09月22日 05:58:01 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第50回「有明海を守る若者たちと水族館」ゲスト:小宮春平さん(やながわ有明海水族館館長)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年6月23日に放送した第50回では、やながわ有明海水族館の小宮春平さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早湾の堤防が閉め切られた1997年の翌年に生まれた小宮さんは、今年で21歳。故・近藤潤三さんが有明海再生の思いで設立した福岡県柳川市にある水族館の運営を引き継いで、館長を務めています。この水族館では有明海や周辺の河川にすむ魚介類、有明海の伝統漁具などが展示されていて、生態系保全のための活動を行う若者たちのグループの拠点にもなっています。大陸系遺存種が多い有明海は、日本の中にあって異国のような生態系がある場所だそうです。生物学的にも、水産業においても重要であり、そうした有明海の本来の姿であったとも言える諫早湾の干潟が失われてしまったことを、小宮さんはとても残念に思っています。長期のきちんとした開門調査で、環境がどう変化するかを見てみたいとおっしゃっていました。若い世代が有明海の環境保全や再生をどのように考え、実践しているか、ぜひお聴きください。 mylist/48084459
39:40|2019年07月08日 08:12:05 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第49回「長崎地裁での漁業者の証言」ゲスト:桑原義浩さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年5月26日に放送した第49回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の桑原義浩さんにゲストとしてご出演いただきました。長崎地裁では諫早湾内の漁業者が開門を求めて提訴した裁判が行われています。5月13日には漁業者4人に対する尋問が行われ、桑原さんは瑞穂漁協の室田和昭さんの尋問を担当しました。諫早湾の排水門の一番近くでノリ養殖を行っている室田さんは、堤防閉め切りで潮流が弱くなりノリの生育に必要な栄養分が十分に流れてこなくなったこと、排水門からの汚濁水によって網が汚れ、ノリが流れてしまうといった被害が発生していることなどを証言したそうです。また今回は、5月22日に最高裁が開門をめぐる請求異議訴訟の弁論期日を指定したことから、急遽、桑原さんにその意味合いなどを解説していただきました。漁業権の更新を理由に開門請求権の消滅を認めた福岡高裁の判決が、過去の判例と食い違うという漁業者側弁護団の上告受理申し立てを最高裁は認めたとのことです。最高裁が高裁判決を破棄して差し戻し、判決文で問題解決に向けた公正なメッセージを発するよう、弁護団は7月26日の弁論に向けて取り組んでいくそうです。 mylist/48084459
34:43|2019年06月09日 11:51:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第48回「和白干潟の保全活動と諫早」ゲスト:松本悟さん(ウエットランドフォーラム)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年4月28日に放送した第48回では、ウェットランドフォーラムの松本悟さんにゲストとしてご出演いただきました。松本さんはウエットランドフォーラムという会を立ち上げて、博多湾にある和白干潟の保全活動を続けています。和白干潟は沖合いの埋め立てによって環境の悪化が心配されていますが、大都市のすぐ近くにあって市民が気軽に自然と触れ合うことができる貴重な場所です。その価値を周辺の人々に伝えるために松本さんが取り組んでいる、子どもたちとの干潟の調査やパンフレットの作成、ビデオや絵本の制作などといったさまざまな活動についてお話しいただきました。また、松本さんは以前より諫早湾干拓問題にも関わりが深く、今年4月に諫早で開催された「干潟を守る日」のシンポジウムでもディスカッションのコーディネーターを務めました。干拓地の入植農家である松尾公春さんや、諫早湾内の若手漁業者である植木勇次さんといった、新しい顔ぶれからの訴えもあった今回のシンポジウムの様子を、松本さんから報告していただきました。 mylist/48084459
40:48|2019年05月06日 15:48:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第47回「長崎地裁での開門訴訟」ゲスト:紫藤拓也さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年3月24日に放送した第47回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、紫藤拓也さんにゲストとしてご出演いただきました。現在、長崎地裁では諫早湾内の漁業者が開門を求めて提訴した訴訟の第2陣・3陣の審理が行われています。1月28日、2月26日には熊本県立大学教授の堤裕昭さんと、熊本保健科学大学教授の高橋徹さんの証人尋問、3月18日には有明海・八代海等総合調査評価委員会が2017年の報告書を取りまとめた際の環境省の責任者、根木桂三さんの証人尋問が行われました。今回の番組では、諫早湾閉め切りによる漁業環境悪化のメカニズムや現状などを明らかにした2人の科学者の証言内容や、評価委員会の報告書を巡るやりとりなどについて、漁業者側の尋問を担当した紫藤弁護士や、裁判を傍聴した漁民ネットの陣内隆之さんに報告してもらいました。また後半のニュースコーナでは、3月22日に行われた評価委員会の審議内容についても取り上げました。 mylist/48084459
40:29|2019年04月07日 20:42:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第41回「水質委員会と調整池・干拓地の現状」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年9月23日に放送した第41回では、8月9日に開催された第3回諫早湾干拓調整池水質検討委員会の審議内容を見ながら、実際に委員会を傍聴した漁民ネット現地事務局の時津良治さんにも加わってもらい、調整池の水質問題についてレギュラーメンバーで話しました。1997年4月に諫早湾が閉め切られて調整池が造成されてから、その水質は保全目標値をクリアできないまま今日に至っています。9年ぶりに開かれた水質委員会では、これまで実施されてきたさまざまな水質保全対策がレビューされましたが、下水道や浄化槽の整備は想定以上に進んだものの、干拓地や周辺の田畑からの肥料の流れ込みなどは削減できていません。調整池の水質悪化の一番大きな原因は、底泥からの汚濁物質の巻き上げやアオコなどによる有機物の内部生産であるため、開門しないままでは改善の見込みがないと思われますが、委員会は中長期的には水質保全目標の達成は可能という、以前の報告書と同様の結論を出しています。この第3回委員会の議事録や配布資料は以下の九州農政局のホームページで公開されていますので、こちらもぜひご覧ください。http://www.maff.go.jp/kyusyu/seibibu/isahaya/suisitu_iinnkai.htmlmylist/48084459
42:56|2018年10月24日 06:59:01 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第45回「開門に反対する住民との対話」ゲスト:横林和徳さん(諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める会)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年1月27日に放送した第45回では、諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める会の横林和徳さんにゲストとしてご出演いただきました。横林さんは農業高校を退職された後、諫早市で観光農園を営んでいる方です。諫早の開門問題の解決には、裁判と住民同士の話し合いの両方が必要との認識から、話し合いの場を求める署名活動に取り組んでいます。地元の家庭を一軒一軒訪ねながら、署名を集めるだけでなく、開門反対の理由を聞いたり、アンケートをとったりすることも行っていて、過去の水害での辛い体験の話を聞き、心を打たれることも多いそうです。また、開門で農地がダメになる、漁業者は多額の補償金をもらっているといった間違った話を信じている人も多いようです。相手の話を聞き、事実を伝えて、相互理解を深めて行くことが次のステップへとつながると考えている横林さんに、地元での活動の様子をご紹介いただきました。 mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
44:02|2019年02月21日 13:32:03 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第46回「大型複式干拓による自然や社会の分断」ゲスト:鬼頭秀一さん(星槎大学副学長・教授)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2019年2月24日に放送した第46回では、星槎大学副学長・教授の鬼頭秀一さんにゲストとしてご出演いただきました。境倫理学がご専門の鬼頭さんは、諫早湾の閉め切り以前からこの問題に取り組んでこられました。最近では、2018年9月に開催されたシンポジウムで「自然と共生する技術とは何か─有明海の再生に向けて」という講演を行い、諫早湾での干拓が、干潟を少しずつ干拓していく「地先干拓」から、大規模な潮受け堤防と調整池の造成による「大型複式干拓」に移行したことが、生態系だけでなく人間の精神文化や社会の分断をもたらし、今日の「対立」を生み出したという考察を発表されました。今回の番組ではその要点をお話しいただき、問題解決のための考え方などを伺いました。 mylist/48084459
41:51|2019年03月19日 08:01:01 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第44回「大学生による諫早問題の調査研究」ゲスト:福島茉那さん・宮原睦実さん(福岡女子大学3年生)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年12月23日に放送した第44回では、福岡女子大学3年生の福島茉那さんと宮原睦実さんに、ゲストとしてご出演いただきました。福岡女子大学の環境経済学研究室で勉強している福島さん、宮原さんは、諫早湾干拓と有明海の問題を研究テーマに選んで、開門調査に賛成する研究者、営農者、漁業者や、反対する地元住民、諫早市・長崎県の担当職員などに聞き取り調査を行い、これまでの成果を12月に発表しました。双方の聞き取り調査ではそれぞれに確からしい主張があって、問題の複雑さと難しさを実感したそうです。諫早湾閉め切りの年に生まれたという若いお二人が、地元の関係者からどんな話を聞き、この問題の解決に向けてどのように考えたかを語っていただきました。mylist/48084459
34:53|2018年12月29日 15:31:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第43回「長崎での開門訴訟支援活動」ゲスト:本田純一さん(「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年11月25日に放送した第43回では、「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会の事務局長、本田純一さんにゲストとしてご出演いただきました。本田さんたちの会では、ニュースの発行や街頭宣伝、報告集会などを通して、干拓事業や開門訴訟の情報を長崎県民に伝える活動を行っています。年月の経過でこの問題に対する県民の関心は薄れてきていましたが、今年になって干拓地の農家が開門を主張して訴訟を起こしたことが、新たな関心を呼んでいて、長崎市内での街頭宣伝の反応も良いそうです。地元、諫早市では、かつての大水害のトラウマから開門には反対の意見が多いものの、話し合いの場を作ろうという署名には賛同する人が多く、解決すべき問題であるという意識は共有されているようです。本田さんからは、2018年12月1日、午後1時半から長崎市立図書館多目的ホールで開催するシンポジウムについてもお話を伺いました。環境、司法、公共事業という3つの視点から改めて諫早湾干拓事業の問題点を問い直そうという内容で、このシンポジウムや今後の活動の中で、干拓事業の破綻による付けを長崎県民に回すなという声を上げていきたいとのことです。 mylist/48084459
34:42|2018年11月27日 12:50:01 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第42回「諫早湾干拓地の農業の実情」ゲスト:松尾公春さん(マツオファーム)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年10月28日に放送した第42回では、諫早湾干拓地の入植農家であるマツオファームの松尾公春さんにゲストとしてご出演いただきました。当初、松尾さんは国や県から開門したら農業ができなくなると言われて、調整池への海水導入に反対していました。しかし、干拓事業で餌場を失った野鳥による農作物の食害や、調整池の水温の影響による冷害などが発生し、水門を開けて海水を入れるべきだという考え方に変わりました。また、そうした被害を放置し、農地のリース契約において一方的な条件の同意書を求める農業公社の姿勢にたまりかね、現在は県を相手に損害賠償と開門を求める訴訟を起こしています。今回の番組では、そうした諫早湾干拓地での厳しい営農の実情について、松尾さんに語っていただきました。mylist/48084459
36:43|2018年11月22日 09:37:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第40回「開門命令を無効化した高裁判決」ゲスト:堀良一さん(よみがえれ!有明訴訟弁護団)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年8月26日に放送した第40回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、堀良一さんにゲストとしてご出演いただき、7月30日に福岡高裁が言い渡した、諫早湾の開門をめぐる請求異議訴訟の判決について、お話を伺いました。この判決で福岡高裁は、漁業者が開門を請求する権利は漁業権の更新によって消滅したとの国側の主張を認め、事実上、国に開門を命じた2010年の確定判決を取り消しました。堀さんは、今回の漁業権に関する判断は漁業の実態とはかけ離れたものであり、また、再審でもないのに一旦確定した判決を覆すことは、請求異議訴訟の範疇を超えた、民事訴訟手続きの原則を逸脱するものであると批判しています。原告・弁護団は8月10日に上告しましたが、最高裁に対して国民的な監視の目、全国からの批判の声を結集していくことが重要であると堀さんは強調されました。このほか、諫早湾干拓農地の入植者が開門を求めて起こした訴訟の進展などについても、堀さんに説明していただきました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
35:10|2018年09月20日 05:09:01 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第39回「諫早湾[自然の権利]訴訟と市民運動」ゲスト:佐久間淳子さん(フリーライター)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年7月22日に放送した第39回では、フリーライターの佐久間淳子さんにゲストとしてご出演いただきました。佐久間さんは1990年代、パソコン通信の会議室「自然環境フォーラム」の主要メンバーとして、シスオペの猫が好き♪さん(ハンドルネーム)とともに活動されました。フォーラムの主要なテーマの一つに諫早湾干拓問題もあり、当時のフォーラムの様子や、農水省職員が諫早の地元民を装って干拓必要論を書き込んだ「ドウキン事件」などのエピソードをご紹介いただきました。また、このフォーラムには各地の[自然の権利]訴訟の関係者が参加していましたが、諫早湾閉め切り前後の時期に、地元の市民運動として諫早湾[自然の権利]訴訟が提起された経緯や、ムツゴロウや諫早湾そのものを原告とした訴訟の内容などについてもお話を伺いました。後半のニュースコーナーでは、7月に発生した諫早湾の養殖タイラギの絶滅や、福岡高裁での請求異議訴訟に関連する話題を取り上げました。 mylist/48084459
48:10|2018年08月10日 16:31:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第38回「諫早湾の漁業を引き継ぐ」ゲスト:植木勇次さん(長崎県小長井漁協)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年6月24日に放送した第38回では、長崎県小長井漁協の若手の漁業者、植木勇次さんにゲストとしてご出演いただきました。諫早湾の北部排水門から一番近いところにある小長井漁協の漁師の家に生まれた植木さんは、有明海漁民・市民ネットワークの初代代表で、2017年に亡くなった森文義さんの甥御さんです。1997年に諫早湾の潮受け堤防が閉め切られた時、植木さんは中学生でした。高校卒業後は会社に就職しましたが、今年退職され、ご両親とともに漁業に専念することになりました。そんな植木さんに、森文義さんの思い出や、漁師を継ぐことを決心した理由、諫早湾干拓による海の変化や開門問題に対する思いなどについて伺いました。 mylist/48084459
34:56|2018年07月07日 16:12:02 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第37回「対立の構図と、もやいの心」ゲスト:永尾俊彦さん(ルポライター)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2018年5月27日に放送した第37回では、ルポライターの永尾俊彦さんにゲストとしてご出演いただきました。永尾さんは「干潟の民主主義」(現代書館)、「諫早の叫び」(岩波書店)といった単行本のほか、朝日新聞社の「WEBRONZA」でも継続的に諫早湾干拓問題のルポルタージュを発表されています。泥干潟の自然の素晴らしさや、諫早湾沿岸の「もやう」(みんなの心と力をあわせる)という文化にひかれて、取材を続けてこられたそうです。今回の番組では、かつての旧干拓地での農民の苦労や、新干拓地で入植者が直面している厳しい営農の状況などについてお話を伺いました。漁民と農民は事業を進めたい農水省によって、わざわざ対立させられているのであり、問題解決に向けて「もやいの心」で話し合える場を作ることが重要であるというのが、永尾さんのご意見です。 番組の後半では、4か月ぶりの放送ということで、2〜5月の関連ニュースをレギュラーメンバーで振り返りました。50分を超える長い番組となってしまいましたが、ぜひ最後までお聞きください。 mylist/48084459
54:02|2018年06月13日 05:23:39 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第36回「開門をめぐる裁判と現地の動向」ゲスト:岩井三樹さん(「よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年1月28日に放送した第36回では、よみがえれ!有明訴訟」を支援する全国の会の岩井三樹さんにゲストとしてご出演いただき、昨年末から1月にかけてのニュースや出来事を追いながら、現地の状況を詳しく解説していただきました。諫早湾の開門をめぐって、漁業者側が国に課している制裁金に関する裁判(請求異議訴訟)が福岡高裁で進められています。そこでの和解に向けて、漁業者側は営農者のための「基金」の創設などを求める意見書を提出しました。一方で国は、開門に代わる「基金」を拒んでいる佐賀県の漁協に対して、強引な説得工作を展開しています。1月下旬には、長崎地裁での開門訴訟の公判があり、その翌日に行われた農水省との意見交換会や決起集会では、開門しないという農水省の方針に対して、漁業者から怒りや批判が噴出しました。また、諫早湾の干拓農地では農作物のカモ類による食害や調整池の淡水化に伴う冷害で、営農者が長崎県を訴え、開門を求めるというような動きも始まりました。その後、2月26日には福岡高裁の請求異議訴訟が結審し、長崎地裁に続いて開門しない和解案が提示されました。国と裁判所が一体となって、過去の開門判決を葬り去ろうとしているという異常な事態が続いています。なお、今回は通信ソフトの不具合で、生放送時にノイズや音切れが多発してしまいました。この録音版では音声を編集して多少修復しましたが、それでも聞きづらい箇所がかなりあります。また、編集作業に手間取り、公開が大変遅くなってしまいました。リスナーの皆様、そしてゲストの岩井さんに深くお詫びいたします。 mylist/48084459
29:51|2018年04月21日 01:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第35回「辺野古・大浦湾の貴重な自然」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年12月24日に収録した第35回では、日本自然保護協会の安部真理子さんに辺野古の米軍基地建設問題についてお話を伺いました。 米軍基地建設のために、現在進行している辺野古の埋め立ては、貴重な大浦湾の自然環境を破壊するものです。2018年3月には沖縄県と国の裁判の判決が那覇地裁で言い渡される予定ですが、現在も埋め立て工事は進行しており、一刻の猶予も許されない状況です。沖縄県の一層の努力と、全国からの応援が必要であると安部さんは強調されていました。 なお、今回は番組の後半で、12月18日に佐賀西部の漁業者が行った、諫早湾調整池からの大量排水に抗議する海上デモについても報告しました。 mylist/48084459
42:07|2018年01月22日 08:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第34回「アジア湿地シンポと諫早湾干拓」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年11月26日に収録した第34回では、いつもの有明海漁民・市民ネットワーク(漁民ネット)の東京事務局メンバーに加え、現地事務局の時津良治さんにも参加してもらい、11月に佐賀で行われたアジア湿地シンポジウム(AWS)での漁民ネットの取り組みについて報告しました。 今回は特別に放送時間を延長して約1時間の番組となっています。ぜひ最後までお聞きください。 mylist/48084459
58:23|2017年12月21日 08:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第33回「諫早湾周辺での漁業被害」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年9月24日に収録した第33回では、長崎県有明漁協の宇土勉さんにお話を伺いました。宇土さんは、諫早湾の干拓工事が始まる前、1985年頃から諫早湾の沖合で、カニ、クルマエビ、クツゾコ(シタビラメ)などの漁に従事してきました。当時に比べると、クツゾコは1/10の水揚げとなり、エビやカニの漁もやめてしまった人が多く、今の漁獲高は昔なら漁を休むかどうかというレベルだそうです。農水省が100億円をつぎ込むという有明海再生策についても、石ころだらけの畑に種をまいても育たないのと同じで、意味がないとおっしゃっていました。 mylist/48084459
33:25|2017年12月15日 01:15:21 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第32回「森里海連環からの有明海再生」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年8月27日に収録した第32回では、京都大学名誉教授の田中克さんにお話を伺いました。田中さんは森から海までの多様なつながりと、その再生を目的とする「森里海連環」の学問を提唱されています。有明海の環境悪化の主要な原因は、筑後川からの採砂、筑後大堰の建設、そして諫早湾干拓であるとし、いずれも森里海の連環を断ち切ってしまった問題であると指摘されました。 なお、今回は本番直前に通信環境に不具合が発生したため、ニコニコ生放送での配信を取りやめ、当日は番組の録音だけを行いました。ゲストの田中さん、そしてニコニコ生放送にアクセスしていただいた皆さんに、お詫び申し上げます。 mylist/48084459
41:56|2017年09月03日 12:47:11 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第31回「大牟田沖の漁業の変化」
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年7月23日にニコニコ生放送で配信した第31回では、福岡県新大牟田漁協の中島敏信さんに、大牟田沖でのタイラギ漁の話を中心に伺いました。23歳までは佐賀県鹿島沖で、それ以降は福岡県大牟田沖で長年潜水漁業に従事してきた中島さんは、まさに有明海奥部の海底を知りつくしている漁師さんです。諫早湾干拓が始まる前は、冬はタイラギ、夏はクルマエビ、秋にはフグをとって豊かな生活を営んでいたそうです。ところが諫早湾の閉め切り以降は……。現地の漁業者からコメントに対する意見をいただきましたので、フェイスブックに掲載しました。ぜひお読みください。https://www.facebook.com/ariakekai/posts/1618227694896297
34:43|2017年07月26日 08:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第30回「有明海の漁獲量と評価委員会報告」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年6月25日にニコニコ生放送で配信した第30回では、元中央水産研究所室長の佐々木克之さんに、有明海の漁獲量減少の実態と、それに関連する評価委員会2017年報告の問題点などについて伺いました。 2017年3月に評価委員会が公表した報告では、有明海の漁獲量減少の理由として、貧酸素水塊の影響を指摘しているものの、その発生原因については明らかにしていません。農水省は有明海の漁獲量の減少は、全国の海域と同様な傾向であると主張しています。しかし、魚種や海域ごとに漁獲量を細かく分析して比較していくと、諫早湾干拓の影響がはっきりと見えてくることを、佐々木さんに教えていただきました。 mylist/48084459
37:35|2017年06月30日 03:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第29回「諫早湾の漁業と干拓による被害」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年5月28日にニコニコ生放送で配信した第29回では、長崎県小長井漁協の松永秀則さんをゲストに迎えてお話を伺いました。松永さんは諫早湾の北部排水門から一番近い小長井漁協で、タイラギ漁を中心に長年、諫早湾で漁業を営んできました。高級な二枚貝のタイラギは、かつては諫早湾の漁業者の生活を豊かに支えるものでしたが、潮受け堤防の建設が始まると、海の濁りでタイラギが死滅し、休漁に追い込まれる事態となってしまいました。また、潮受け堤防の閉め切り後は、潮流が遅くなり、赤潮や貧酸素水塊によって魚介類が大きな被害を受け、かつてのような水揚げは全くなくなってしまったそうです。mylist/48084459
35:03|2017年06月19日 17:49:12 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第28回「長崎地裁の開門差し止め判決」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年4月25日にニコニコ生放送で配信した第28回では、4月17日の開門差し止め判決とその後の農水大臣との面談、国の控訴見送りについて、レギュラーメンバー4人で話しました。長崎地裁は4月17日の判決で、営農者らの訴えの一部を認め、国に開門の差し止めを命じました。国が諫早湾の閉め切りによる漁業被害を積極的に主張しなかったことなどから、長崎地裁は、農業被害の重大性が開門調査の公益性を上回ると判断し、国側の補助参加人である漁業者らの開門を求める主張も退けました。その後、4月25日に農水大臣は控訴の見送りと、今後は国として諫早湾を開門しない方針をとることを表明しました。mylist/48084459
37:04|2017年04月27日 16:40:11 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第27回「想定問答問題と和解協議打ち切り」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年3月28日にニコニコ生放送で配信した第27回では、3月27日の和解協議打ち切りに至るまでの1カ月間の動きについて、レギュラーメンバー4人で話しました。諫早湾の開門をめぐる和解協議で、2月24日に長崎地裁は開門を前提とした協議も並行して行うことを提案しましたが、開門反対派は拒否。国も開門を前提とした協議に消極的な姿勢でした。3月8日には朝日新聞のスクープで、開門に代わる基金案の受け入れを誘導するような想定問答集を、国が作成して漁連幹部を指導していたことが明らかになりました。農水省に対する批判が高まる中、長崎地裁は和解協議を打ち切り判決を出すことを3月27日に通告しました。mylist/48084459
34:54|2017年04月13日 09:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第26回「開門をめぐる和解協議の最新動向」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2017年2月26日にニコ生で配信した第26回では和解協議の最新動向をレビュラーメンバーでお伝えしました。「基金案」については、福岡、熊本、長崎の3県の漁業団体が受け入れに同意したものの、佐賀県の漁業団体は拒否しました。そこで長崎地裁は1月27日に新たな和解勧告を提示しましたが、この勧告は「基金案」に金額の上乗せを求めるだけの国側の意向に沿ったものでした。漁業者側がこの基金案を拒否したことから、2月24日に長崎地裁は基金案と並行して開門についても協議することを提案しました。こうした和解協議の一連の流れについて、その問題点や課題などを議論しながらレポートしました。mylist/48084459
39:35|2017年03月06日 18:40:57 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第25回「緊迫する基金案をめぐる情勢」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年12月25日にニコニコ生放送で配信した第25回では、開門をめぐる長崎地裁の和解協議で国が提示した100億円の基金案に関連する動向などを中心に、レギュラーメンバー4人でお届けしました。11月30日に国は、諫早湾開門の代替策である基金案の最終案として、有明海沿岸の漁業団体などに対し、10年間で100億円の拠出を行うことを発表しました。佐賀県の漁協はいち早く、基金案の受け入れ拒否を表明しましたが、福岡有明海漁連は受け入れの方針を決定しました。最終的には年明けに漁連会長レベルの会合で、3県の統一方針が取りまとめられる予定です。こうした基金案をめぐる最新の情勢について4人で語り合いました。mylist/48084459
36:07|2016年12月31日 09:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第24回「開門に代わる基金案の問題点」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年11月27日にニコニコ生放送で配信した第24回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の弁護士、國嶋洋伸さんにご出演いただきました。國嶋弁護士には、諫早湾の開門が確定した2010年の福岡高裁判決以降も、なぜ開門をめぐる複数の訴訟や和解協議が続いているのかを説明していただきました。現在、国が和解協議の中で提案した「基金案」が問題になっていますが、これは諫早湾の開門と引き換えに、有明海の再生策実施のための資金を国が漁業団体などに拠出するというものです。國嶋さんはこのような国の態度を厳しく批判し、問題解決のためには和解協議で開門の検討も行うべきであると話されました。mylist/48084459
35:21|2016年12月11日 03:51:11 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第23回「有明海の底生動物の減少」
今回は静岡大学理学部の佐藤慎一さんにご出演いただきました。佐藤さんたちの有明海保全生態学研究グループは、有明海の底生動物(ベントス)の定点調査を、19年間にわたって継続しています。1997年の諫早湾の閉め切り以降、有明海の底生動物は減少傾向が続いていますが、2002年の短期開門の直後だけは、ドロクダムシ類などを中心に底生生物がそれまでの5.6倍に急増したそうです。開門による効果(裏を返せば、諫早湾の閉め切りの悪影響)は、私たちの想像を越えるものがあるようです。佐藤さんは、韓国の干潟調査も続けており、諫早湾干拓の10倍もの規模であるセマングム干拓の現状についてもお話しいただきました。mylist/48084459
33:45|2016年11月30日 15:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第22回「佐賀沖のノリ養殖と漁業」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年9月25日にニコニコ生放送で配信した第22回では、佐賀県のノリ漁師、川崎賢朗さんにご出演いただきました。川崎さんは優れたノリ漁場となっている佐賀市の沖合で、長年ノリ養殖を営んできました。周辺には広大な干潟が広がり、かつてはアサリやアゲマキなどもたくさん採ったそうです。2000年のノリ大不作の後は、佐賀有明の会を結成してノリ漁業者として諫早湾の開門を求める活動を始め、有明海漁民・市民ネットワークで行った国会前の座り込みにも参加されました。番組では長崎地裁の和解協議での「基金案」や、佐賀へのオスプレイの配備の問題についてもご意見を伺いました。mylist/48084459
33:56|2016年11月20日 10:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第21回「吉野川河口の自然と公共事業」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年8月28日にニコニコ生放送で配信した第21回では、とくしま自然観察の会の井口利枝子さんをゲストにお迎えし、徳島県の吉野川河口の自然について伺いました。雄大な吉野川の河口域には、かつての諫早湾干潟と同じように、シオマネキやシギ・チドリ類が生息する国際的にも重要な干潟が拡がっています。一方で、さまざまな開発も行われていて、可動堰の建設計画は住民投票で白紙撤回されたものの、海岸の埋め立てや橋梁の建設などが相次いでいます。井口さんには、それらの公共事業の経緯や問題点と、河口域の環境保全のためにラムサール条約への登録が求められていることなどをお話しいただきました。mylist/48084459
35:37|2016年09月20日 12:40:51 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第16回 諫早湾問題を解説した音楽ビデオ
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年3月27日にニコ生で配信した第16回では、サステナ代表のマエキタミヤコさんをゲストにお迎えし、マエキタさんのプロデュースでは2003年に制作したビデオ「ありあけ・いさはや、宝の海のメカニズム」のお話をうかがいました。(ビデオ:https://youtu.be/2_zo0Kepj9o)。監督:信藤三雄さん、音楽:小林武史さん、歌:Salyuさんなど、一流のアーティストの参加による音楽ビデオという「異色の作品」です。なお、今回の放送はパソコンの不調により番組の最後の方で音声が途切れてしまいました。マエキタさんならびにリスナーのみなさんにお詫びいたします。mylist/48084459有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
37:28|2016年04月01日 10:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第20回「有明海柳川沖のノリ養殖」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年7月24日にニコニコ生放送で配信した第20回では、福岡県柳川市・中島漁協の田中和利さんにご出演いただきました。田中さんは有明海の柳川沖で36年間、ノリ養殖を営んできました。2000年の冬に発生した大規模な養殖ノリの色落ちは、それまでに経験したことがないようなものだったそうです。有明海奥部の異変の原因として、筑後大堰や三池炭鉱の海底陥没などが挙げられることもありますが、田中さんはやはり1997年の諫早湾干拓による堤防閉め切りの影響が大きいといいます。漁業の現場からの声をぜひお聴きください。mylist/48084459
29:39|2016年07月28日 16:30:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第19回「諫早湾干潟の復元を」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年6月26日にニコニコ生放送で配信した第19回では、鹿児島大学教授の佐藤正典さんにご出演いただきました。佐藤さんは底生生物の研究者として、諫早湾の閉め切り前から干潟の保全を訴えてきました。有明海奥部や諫早湾の泥干潟は、かつては日本全国にあった泥干潟の本来の豊かさが残っている最後の場所だということです。佐藤さんは開門判決に従って干潟や汽水域を復元すべきであると強く主張されていました。なお、生放送当日のネット回線と機材の不具合で、佐藤さんのお話の最後の方で配信と録音が途切れ、番組が途中で終わってしまいました。佐藤さんとみなさまにお詫びいたします。mylist/48084459
35:07|2016年07月22日 08:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第18回「熊本県荒尾のアサリやタイラギ漁」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年5月24日にニコ生で配信した第18回では、熊本県荒尾漁協の福田信雄さんにご出演いただきました。今年で76歳の福田さんは荒尾で40年以上、漁業を続けてきました。全国のアサリの3/4が荒尾でとれていた時期もありましたが、諫早湾の閉め切り以降はアサリもタイラギもとれなくなり、最盛期には1500人もいた漁協の組合員も、現在では60人ほどになってしまったそうです。福田さんは、水門を開けて水質や潮流を回復させて欲しいと訴えていました。名物のマジャク(アナジャコ)釣りや、荒尾干潟のラムサール条約登録についてもお話をうかがいました。mylist/48084459有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
37:20|2016年06月14日 09:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第17回「島原半島沿岸の漁業の変化」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年4月24日にニコ生で配信した第17回では、島原市有明漁協組合長の松本正明さんにご出演いただき、諫早湾のすぐ南に位置する島原沖での漁業について伺いました。松本さんは中学を卒業すると漁業の仕事につき、それから40年以上にわたって、イカ、タコ、エビ、タイラギなどの漁やノリ養殖を営んできました。諫早湾閉め切りから数年経った頃に海の異変を感じ始め、それから急激に漁獲が減少し、昨年のイイダコ漁では、かつての3倍の仕掛けをしても、最盛期の1割から2割しか穫れないというようなありさまで、大変厳しい状況であるとのことです。mylist/48084459有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
32:49|2016年05月20日 09:00:00 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第15回「和解協議や有明海評価委の現状」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年2月28日にニコニコ生放送で配信した第15回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の吉野隆二郎さんにゲストとしてご出演いただき、諫早湾開門をめぐる長崎地裁の和解案の問題点や、今後の和解協議への弁護団の対応についてお話しいただきました。また、環境省の有明海・八代海等総合調査評価委員会についてもご意見を伺いました。有明海漁民・市民ネットワークからは、2月19日の長崎地裁への申し入れや声明文の発表について報告しました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.netFacebookページ → https://www.facebook.com/ariakekai
36:20|2016年02月29日 14:16:11 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第14回「開門の和解協議に関する動き」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2016年1月24日にニコ生で放送した第14回では、よみがえれ!有明訴訟弁護団の後藤富和弁護士にご出演いただき、1月18日に長崎地裁が出した諫早湾開門訴訟に関する和解案について、最新のご報告をいただきました。長崎地裁の和解案は、開門した場合の「被害」だけを強調し、漁業者に対して開門せずに解決金の支払いをもって和解を勧める、まったく一方的なものでした。後藤さんと、有明海漁民・市民ネットワークの菅波完さん、陣内隆之さんで、この問題について議論しましたmylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
37:51|2016年01月25日 02:56:42 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第13回「開門調査で見える有明海の未来」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年12月20日にニコ生で放送した第13回では、12月12日に佐賀で開催した、諫早湾開門研究者会議と有明海漁民・市民ネットワークの主催によるシンポジウム「開門調査から見える有明海の未来」の内容を報告しました。このシンポでは、元水産庁水産研究所室長の佐々木克之さんが調整池から排出される汚濁水について、熊本県立大学教授の堤裕昭さんが有明海奥部の潮流の変化について、熊本保健科学大学教授の高橋徹さんが調整池で発生している毒性のあるアオコについて発表しました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
41:08|2015年12月22日 10:10:19 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第12回「沖縄・泡瀬干潟の埋め立て問題」
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年11月22日にニコ生で放送した第12回では、諌早と同様に干潟や海の環境問題である、沖縄・泡瀬干潟の埋め立て問題を取り上げました。ゲストに泡瀬干潟を守る連絡会の前川盛治さんをお迎えし、裁判で公金支出の差し止めが認められながらも、埋め立てが止まらない泡瀬干潟について、その豊かな自然環境や開発の経緯などについて伺いました。また、辺野古問題との比較や、沖縄県が泡瀬干潟のラムサール条約登録を目指すという新しい話題についても解説していただきました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
41:46|2015年11月24日 14:10:39 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第11回(2015年10月25日)
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年10月25日にニコ生で放送した第11回では、長崎大学名誉教授の東幹夫さんにご出演いただきました。 東さんは研究者として早くから諫早湾干拓の問題点を指摘され、1997年以降、有明海の生物調査を続けらています。2001年には諫早湾の開門調査を提言した有明海ノリ不作等第三者委員会の委員を務められました。今回の放送では諫早湾の閉め切りによって1/3以下に減少したという底生生物の生息状況など、調査で判明した有明海の現状について伺いました。mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ https://itun.es/i6Sb7Qp有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
43:58|2015年10月27日 03:13:22 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第10回(2015年9月27日)
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年9月27日にニコニコ生放送で配信した第10回では、よみがえれ!有明訴訟の弁護団事務局長・堀良一弁護士にご出演いただきました。諫早湾干拓問題をめぐる裁判では、国に開門を命じた福岡高裁の判決が、2010年12月に確定していますが、諫早湾内・周辺の漁業者が提訴していた別の訴訟では、福岡高裁は2015年9月7日の判決で開門を求める訴えを棄却しました。堀さんにはこの判決の不当性や、最近の国の主張の問題点などについて解説していただきました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
31:45|2015年09月29日 06:22:27 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第9回(2015年8月23日)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年8月23日にニコニコ生放送で配信した第9回では、元中央水産研究所の佐々木克之さんをゲストとしてお招きしました。諫早湾では干拓事業によって干潟をつぶして農地と調整池を造成しましたが、現在、調整池の水質の悪化や排出される大量の汚濁水が問題となっています。佐々木さんには、干潟が持っている下水処理場のような水質浄化機能と、干潟を失ったことによる調整池の「汚濁化」のメカニズムについてお話しいただきました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
34:37|2015年08月25日 06:03:09 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第8回(2015年7月26日)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年7月26日にニコニコ生放送で配信した第8回では、諫早湾干拓の調整池で毎年夏になると発生している有毒のアオコの問題について取り上げました。 ゲストとして熊本保健科学大学教授の高橋徹さんをお迎えし、アオコとはどんな生物で、その毒素とはどのようなものなのか、なぜ諫早湾の調整池ではアオコが大規模に発生するのか、アオコに関する国や長崎県の主張の問題点などを伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
31:11|2015年07月30日 14:58:18 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第7回(2015年6月28日)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAIネット(AI:有明・諫早)。2015年6月28日にニコニコ生放送で配信した第7回では、諫早湾干拓と並ぶ、もうひとつの「開門」問題、長良川河口堰について取り上げました。 ゲストとして長良川市民学習会の武藤仁さんをお迎えし、長良川河口堰問題の経緯や環境悪化の現状について伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
31:00|2015年06月30日 14:57:19 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第6回(2015年5月24日)
諫早湾干拓問題の動向や関連した話題をお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年5月24日にニコニコ生放送で配信した第6回では、諫早湾干拓事業と同様に長崎県で問題となっている石木ダム建設計画について取り上げました。 ゲストに水没予定地区の住民として建設反対の運動をされている川原人(コバルト)会の石丸勇さんと、いしまるほずみさんをお招きし、石木ダム建設計画の経緯や問題点、そしてクラウドファンティングやラッピングバスの運行、5月30日の川原ほたる祭りなど、現地での活動について伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
34:55|2015年05月27日 08:10:11 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット 第5回(2015年4月26日)
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年4月24日にニコニコ生放送で配信した第5回は、「湿地のグリーンウェイブ」スペシャルとして通常より放送時間を延長し、1時間弱の番組となっています。ゲストとして、佐賀県でノリ養殖を営んでいる大鋸武浩さん、熊本県立大学環境共生学部教授の堤裕昭さん、よみがえれ!有明海訴訟弁護団事務局長の堀良一さんの3名を迎え、佐賀県でのノリ養殖の被害、有明海の赤潮の大規模化、開門をめぐる裁判の現状などについてお話を伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459Twitter → @radioainetPodcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
55:11|2015年04月30日 07:40:14 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第4回(2015年3月29日)
諫早湾干拓問題の動向や関連したニュースをお伝えする、ラジオAI(有明・諫早)ネット。2015年3月29日にニコニコ生放送で配信した第4回では、今回は長崎県内や諫早市内で諫早湾開門のために活動している、大島弘三さんと坂田輝行さんをゲストにお招きして、最近の現地での動向や、4月11日に諫早で開催される集会などについてお話をうかがいました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459 Twitter → @radioainet Podcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK 有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
38:51|2015年04月05日 15:35:23 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第3回(2015年2月22日)
今回はよみがえれ!有明訴訟の原告でもある、佐賀県太良町大浦の漁業者、平方宣清さんに電話でご出演いただきました。有明海の特産であるタイラギ(大型の二枚貝)は、諫早湾干拓着工以降、急速に減少し、近年はまったく獲れない状況が続いています。番組では長年、タイラギ漁に従事してきた平方さんに、有明海がまだ豊かだった頃の漁の様子や、諫早湾の閉め切り以降の潮流や海底の変化などについてお話しいただきました。またこの冬、大きな問題となっている大浦など佐賀県西部の養殖ノリの不作についても伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459 Twitter → @radioainet Podcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK 有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
31:14|2015年02月24日 14:12:19 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第2回(2015年1月25日)
2015年1月25日にニコニコ生放送で配信した、諫早湾干拓問題ラジオAI(有明・諫早)ネットの第2回分です。 今回はゲストとして長崎県島原の漁業者・吉田訓啓さんに出演していただきました。 番組前半では、最近のニュースとして、国の訴えを棄却して間接強制が確定した1月22日付けの最高裁判決について取り上げました。 後半では島原で漁師5代目となる吉田さんに、かつての豊かな有明海での漁の様子や、諫早湾干拓着工以来の漁獲量の激減、堤防閉め切り後の潮流の変化などについて伺いました。このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459 Twitter → @radioainet Podcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK 有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
41:47|2015年01月29日 09:56:10 投稿
諫早湾干拓問題ラジオAIネット第1回(2014年12月21日)
ニコニコ生放送で毎月放送している「諫早湾干拓問題ラジオAI(有明・諫早)ネット」の第1回放送分(2014年12月21日)です。 12月12日の佐賀地裁での「請求異議訴訟」の判決、長崎県や佐賀県での衆議院議員選挙結果からの課題、12月21日に長崎市内で行われた確定判決不履行1周年抗議全国集会などの話題を取り上げました。 録音レベルの調整にミスがあり、音声がお聞き苦しいのですが、ご容赦ください。次回以降は改善する予定です。 このほかの回もぜひお聴きください → mylist/48084459 Twitter → @radioainet Podcast (iTunes)→ http://goo.gl/F96IIK 有明海漁民・市民ネットワーク → http://www.ariake-gyomin.net
26:18|2014年12月23日 20:28:16 投稿