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バッハ:オルガン協奏曲第2番 イ短調 BWV593(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IIAR-Bgo3sI)。
アメリカのオルガン奏者ながらペダル・チェンバロによる演奏録音を多数残したエドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(1906 - 1977)による、バッハのオルガン協奏曲第2番 イ短調 BWV593のペダル・チェンバロ演奏版です。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:オルガン協奏曲第1番 ト長調 BWV592(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rW2cG-e0vYo)。
バッハの生きた時代、パイプオルガン奏者はオルガン曲の練習用として、鍵盤やペダルの
配置が類似するペダル・チェンバロを使用していました。実際、バッハを含む数多くのオ
ルガン作品はペダル・チェンバロによって演奏が可能ながら、オルガンとは異なる響きを
聴かせられるため、ペダル・チェンバロによるオルガン曲の演奏を録音する奏者もいます。
この動画は、そういったペダル・チェンバロ演奏録音の先駆者の1人であるエドワード・
ジョージ・パワー・ビッグス(1906 - 1977)演奏による、バッハのオルガン協奏曲第1番
ト長調 BWV592です。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:前奏曲とフーガ ト長調BWV541(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=t4uZvhjQNi0)。
バッハの膨大なオルガン曲の1つである「前奏曲とフーガ ト長調」BWV541は、彼の自筆譜が遺されている数少ない作品で、かなり明るい響きに満ちた作品です。自筆譜は1733年に浄書されたようですが、作曲時期については不明であり、ブクステフーデなどの先人の作品の影響が聴かれることから、おそらく1712年以降の作品であろうと推測されるにとどまっています。
この動画ではペダル・チェンバロにより演奏されており、オルガンと異なる響きながら作品の明るい雰囲気は健在で、楽しく聴くことができる佳作といえます。
パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV538(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=_iOMxzJIlPA)。
バッハのオルガン用作品は当然オルガンで演奏されることがほとんどですが、当時のパイプ
オルガンは一人で操作できないという特徴から、オルガン奏者は曲の練習のために、通常の
チェンバロにオルガンと同様のペダルを追加したペダル・チェンバロ(ペダル・ハープシコ
ード)を使用したといわれています。このことから、少数ながらオルガン曲をペダル・チェ
ンバロで演奏・録音する事例が存在します。
この動画もその1つで、バッハのトッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV538をペダル
・チェンバロで演奏したものです。
ダグラス・アムリン(ペダル・チェンバロ)
バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544(ペダル・チェンバロによる演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0I6TMWNjpZw)。
アメリカのオルガン・チェンバロ奏者アンソニー・ニューマンによる、バッハの「前奏曲とフーガ」ロ短調 BWV544のペダル・チェンバロ(ペダル・ハープシコード)による演奏です。
アンソニー・ニューマン(ペダル・チェンバロ)
バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV 525~530(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=VOcGy4z8l0w&t=2311s)。
バッハが1727~32年の間に作曲したと考えられている6曲の「トリオ・ソナタ」BWV 525~530
は、彼が長男ヴィルヘルム・フリーデマンを優れたオルガン奏者にするためのオルガン練習曲と
して作曲されたと推測されています。
ただ、当時のパイプオルガンは構造上の問題で奏者一人だけで演奏することが不可能であり、オ
ルガン奏者は演奏練習のためにペダル・チェンバロを使用していました。このため、父親から本
作を授かったヴィルヘルム・フリーデマンは、実際には練習用のペダル・チェンバロによって演
奏することが多かったと考えられます。
この動画はオルガン曲として演奏されるのがほとんどであるトリオ・ソナタ全6曲をペダル・チェ
ンバロによって演奏したもので、極めて希少な価値がある録音と思われます。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:幻想曲とフーガ ト短調「大フーガ」BWV542(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DAmgeYjgfyk)。
17~18世紀に存在したペダル・チェンバロは、通常のチェンバロに下部に低音部を担当する弦・ペダルを追加した楽器で、パイプオルガン奏者がオルガン曲の練習用に使用していました。
ただ、バロック音楽時代のパイプオルガンは低音部が構造的に聴きとりにくいという欠点があり(これが改善されるのは19世紀のフランスで「ロマンティック・オルガン」が登場してからになります)、それに対してペダル・チェンバロでは強化された低音部の音がしっかりと聴きとれるため、フーガの演奏に関して有利であったといわれています。この動画の幻想曲とフーガ ト短調「大フーガ」BWV542の演奏でも低音部が明瞭に聴きとれ、通常のパイプオルガンとは異なる新鮮な響きになっています。
なお、この「低音部が明瞭に聴きとれる」という特徴から、バッハのトリオソナタや「パッサカリアとフーガ」は本来ペダル・チェンバロのために作曲されたのではないか、という説が一部で唱えられています。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565(ペダル・チェンバロによる演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zR1BxVluozI)。
17~18世紀に存在したチェンバロの一種であるペダル・チェンバロは、低音部を担当する弦とペダルが通常のチェンバロの下部に存在しており、鍵盤とペダルの配置がパイプオルガンに似ていたため、オルガン奏者が教会以外の場所で一人で演奏の練習を行うためによく使われていたとされています。
この動画は、バッハの有名なオルガン曲「トッカータとフーガ」ニ短調 BWV565をペダル・チェンバロで演奏したものです。ペダル・チェンバロは構造上、低音部がパイプオルガンよりはっきりと聴きとれる特性があり、通常のオルガン演奏と異なる響きとなっているのが新鮮に感じられます。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)
バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(ペダル・チェンバロ演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=p01w8MpOkxM)。
ペダル・チェンバロ(ペダル・ハープシコード)とは17~18世紀に存在した楽器で、
通常のチェンバロの下に低音部を演奏するための弦とペダルが備わった平型のチェン
バロが追加されたものです。これは低音部が比較的貧弱なチェンバロという楽器の弱
点を補うための構造ですが、結果的にパイプオルガンに似た形となりました。実際、
当時のパイプオルガンは演奏の際に空気を送りこむ鞴(ふいご)を動かす人間が必要
だったため、オルガン奏者がオルガン曲の練習を行う際には、一人で演奏できるこの
楽器がオルガンの代わりによく使用されていたといわれています。
この動画は、そのペダル・チェンバロを使用したバッハの「パッサカリアとフーガ」
ハ短調 BWV582の演奏になります。一説によると「パッサカリアとフーガ」は本来、
オルガンではなくペダル・チェンバロによる演奏を前提として作曲されたともいわれ
ており、演奏者のエドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(1906 - 1977)もそれ
を意識したのか、曲中に現在のオルガン演奏ではほとんど取り扱われない(ビッグス
自身のオルガン演奏録音にも含まれていない)独自のカデンツァを追加しているのが
面白いところです。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)