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ミルゾヤン 弦楽とティンパニのための交響曲 コンドラシン ロンドンライヴ
エドヴァルト・ミルゾヤン作曲 弦楽とティンパニのための交響曲(1962年作)
Эдвард Мирзоян(Էդուարդ Միրզոյան) Симфония для струнного оркестра и литавр
コンドラシン指揮、モスクワ・フィルによる演奏
1963年9月17日、ロイヤル・フェスティバルホールでの(おそらくイギリス初演時の)ライヴ録音です。
放送用録音なのでアナウンスも全部入れてます。聴く気ない方は#01:19まで飛ばしてどうぞ
放送アナウンスによるとこの演奏のティンパニソロはエドゥアルト・アルタシェソヴィチ・ガロヤン(Эдуард Арташесович Галоян 1929-1979 アナウンスでは何故か愛称のエディックと言っている)です。
この人は書籍「ティンパニ演奏の実用的方法(Практический метод игры на литаврах)」を出版したり、ショスタコ全集のティンパニパートを担当し、ショスタコの出版物の序文にて紹介されるほどの伝説的なティンパニ奏者として著名みたいです。
この日はモーツァルトの41番、アシュケナージ独奏のラフマニノフの2番(sm38375739)、ラヴェルのラ・ヴァルスが演奏されました。
編集能力ゼロのためLP音源の未編集生データをそのままupしています。
#00:00 アナウンス+拍手 #01:19 第1楽章 #12:23 第2楽章
#18:50 第3楽章 #27:05 第4楽章 #33:44 拍手+アナウンス
同コンビの同曲のスタジオ録音:sm38364483
ゲルギエフの同曲動画:https://www.youtube.com/watch?v=C2bF_SX5c-A
ミルゾヤン 弦楽とティンパニのための交響曲 コンドラシン 1963年? スタジオ録音
エドヴァルト・ミルゾヤン作曲 弦楽とティンパニのための交響曲(1962年作)
コンドラシン指揮モスクワ・フィルによる演奏
LPには未記載ですが記録によると1963年の録音らしいです。
1963年9月にロンドンで演奏しているらしいので、その直前かと思われます。
2012年10月5日に死去された著名なアルメニア人作曲家の一人、エドヴァルト・ミルゾヤンの代表作の一つであり、唯一の交響曲で、LPの説明文ではモーツァルトらしい曲調とのことです。
未CD化音源だと思いますが、未編集のLP音源生データのため音質等の悪さについては予めご了承ください。
Edvard Mirzoyan(1921-2012) Symphony for Strings and Timpani C major(1962)
K.Kondrashin cond, Moscow Philharmonic Orchestra Rec.1963?(stereo)
1st mov(Andante patetico):#00:08
2nd mov(Allegretto ma non troppo):#10:14
3rd mov(Adagio):#17:10
4th mov(Allegro vivo):#24:48
当曲の概要:http://www.allmusic.com/composition/symphony-for-strings-kettledrums-mc0002516287
音量増幅版:sm38364483 ロンドンライヴ:sm38364513
ミルゾヤン 弦楽とティンパニのための交響曲 コンドラシン スタジオ録音 再up
エドヴァルト・ミルゾヤン作曲 弦楽とティンパニのための交響曲(1962年作)
コンドラシン指揮、モスクワ・フィルによる演奏
元データとLPがなくなったのでsm22431432を増幅+ノイズ低減をしてみました。それだけです。音が小さすぎましたからね。
1963年9月17日のロンドンライヴ(sm38364513)との比較のためのupです。
#00:08 第1楽章 #10:18 第2楽章 #17:10 第3楽章 #24:33 第4楽章
E.Mirzoyan - Album for my granddaughter
アルメニアの作曲家 エドヴァルド・ミルゾヤン (1921-2012)のピアノ作品集『孫娘のためのアルバム (1984)』ですー
あまり知られていませんが所謂「アルメニア五人組」の最年少である彼の半生は波瀾に満ちています
1918年の共和国独立を機に自身の民族的ルーツであるアルメニアにやって来た
少女 ルーシー・ペルシャンゴワは一人の軍人と出会い恋に落ちます
やがて彼女は子を身籠り, 遠征中の夫に会いにカルスへ向かいますが時は1920年末.
運悪くトルコ=アルメニア戦争の主戦地となります
夫は妻をクルド人兵士に託し前線に進む一方で, 妻はトルコ軍に制圧されつつあるカルスから命からがら生まれ故郷のゴリ(現 ジョージア国)に逃げ延びます
妊婦である自分に対する夫の行動, 帰郷までの凄まじい体験(前述の兵士に裏切られて殺されかけるも返り討ちにしてしまった等), 帰郷直後に見舞われた大地震をきっかけに詩人だった父を失う…まだ18歳の少女につらい出来事が立て続けに起こりました
そしてそんな中, 1921年5月12日, ルーシーはかつて鶏小屋だった自宅の敷地でエドヴァルドを出産しました
…とまぁ, ご本人が生まれるに至るまでも相当なエピソードがあります
実父 セミョン・アリハノフ大佐との確執や継父である作曲家 ミハイル・ミルゾヤンとの出会い, 病弱だった幼少期の体験から得た死生観, 音楽に対する態度を変えたハチャトゥリアンの楽曲, 自身を無神論者と称す真意などなど…
こういった話はまたの機会にしておきます…
演奏:Armine Grigoryan
そういえば日本語版Wikipediaの記述がなぜか『祖母のアルバム』となっているので誰か直してあげてください…なんでおばあちゃんになってるのよ……
E.Mirzoyan - Perpetuum mobile for violin and piano
アルメニアの作曲家 エドヴァルド・ミルゾヤン(1921 - 2012) の室内楽作品『無窮動 (1957)』ですー
アルチュニアンやババジャニアンから見ると1学年下にあたる彼は、作曲家だった父のもと グルジアにて生を受けます
エレバン音楽院では先述の仲間たちとともにハチャトゥリアンから指導を受け、すぐれたアルメニア音楽を遺しました
隣国 グルジアでカラーエフが書記長を務めていた頃、1957年より自身もアルメニア作曲家同盟議長を勤めるなど、自国の音楽業界を守り立ててきた影の功労者でもあります
大きな足跡を残して旅立った先輩アルチュニアンを追うように、10月5日 この世を後にしました
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演奏:Susanna Gregorian(vn), Shushan Kocharian(pf)