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★ターザン・ボーイ
バルティモラのボーカル兼フロントマンのJimmy McShaneは北アイルランド出身。バルティモラはイタリアを活動拠点とするグループで、この「Tarzan Boy」も84年にイタリアで発売され、それから欧州諸国で軒並みヒットし、85年には英国で、86年には米国でチャートインしてHOT100に26週、93年にも「Teenage Mutant Ninjia Turtles」の第三弾映画で挿入歌として取上げられ米国で再ヒットし、HOT100に12週、通算で38週もチャートインし、結局かなりのヒット曲となりました。日本では「アサヒ本生」のCMにも使用、今でも洋楽のオムニバス作品に多く収録されている曲です。
★チャリオッツ・オブ・ファイヤー
ギリシア、アテネ生まれのバンゲリス。4歳でピアノを始め、6歳で音楽学校に通い自作の楽曲でコンサートを開くなど天才音楽家として知られるようになります。15歳の時にロックに目覚め、フォルミンクスというバンドで成功を収めますが、ギリシアで軍事クーデターが起きロンドンに逃れます。70年代後半から映画のサウンドトラックを手掛けるようになり、1981年『炎のランナー』のサントラを担当します。この映画は1924年のパリ・オリンピックで、イギリス人初の金メダルを獲得した選手の実話を元にしたものでアカデミー賞作品賞に輝きました。この曲「チャリオッツ・オブ・ファイヤー」は、インスト曲として初めてビルボードのシングルチャートナンバー1に輝くだけでなく、アカデミー賞オリジナル楽曲賞にも輝きました。
★雨(La Pioggia)
イタリア、ベローナ出身のジリオラ・チンクエッティ。地元の音楽学校を卒業後、1963年に「瞳にいっぱいの涙」でデビューします。続いてセカンドシングル「夢みる想い」を発表すると、これでカストロカーロ新人コンテストに優勝。その勢いに乗って出場したサンレモ音楽祭でも、初出場初優勝を果たします。さらにユーロビジョン・ソング・コンテストでも優勝という偉業を成し遂げ、16歳ながら、世界的にその名が知られるようになります。1966年には「愛は限りなく」がサンレモ音楽祭で2度目の優勝を果たし、日本でもカンツォーネ・ブームを巻き起こしました。この曲「雨」は、サンレモ音楽祭で入賞した曲で、特に日本で大ヒット。イタリア語バージョンが45万枚、さらに日本語バージョンも10万枚のセールスを記録。