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川端裕人×大山顕×八代嘉美「色覚が社会を多様にする――『「色のふしぎ」と不思議な社会』刊行記念」(2021/1/26収録)@Rsider @sohsai @Yashiro_Y #ゲンロン210126
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https://youtu.be/tRxdeIJVU7I
【収録時のイベント概要】
文筆家の川端裕人氏の新著『「色のふしぎ」と不思議な社会』( https://amzn.to/35SEW7x )が反響を呼んでいる。先天色覚異常の当事者でもある川端氏が、色覚異常をとりまく社会状況、臨床にたずさわる眼科医たちの声、さらに色覚についての先端科学の知見などに迫るノンフィクションだ。
なぜ、いま色覚異常が話題になるのだろうか。実は、2004年に学校検診での色覚検査は事実上廃止されたが、2015年頃より、眼科医たちから色覚検査の実施を呼びかける声が再び高まっていった。職業選択の際などに不利益を被ることがないように、自身の色覚の特性を知らせるべきとしている。
しかし一方、科学者たちは、色覚異常は「異常」ではないとする。色覚の違いは多様性の一部であり、ヒトが集団で社会を形成するなかで、その多様性が維持されてきた可能性を示唆している。川端氏は、ゲノム研究の進歩でわれわれの遺伝情報の解明が進むいまだからこそ、「多様性の時代」を考えるためのヒントとして、色覚をめぐる問題はさまざまな意味を持つのではないかと述べている。
この度ゲンロンカフェでは同書の刊行記念として、川端氏のほか、写真家の大山顕氏、幹細胞生物学・科学技術社会論が専門の八代嘉美氏をお招きしてのトークイベントを生配信する。
大山氏は、著書『新写真論』( https://genron-tomonokai.com/shinshashinron/ )など、スマホやSNSといった写真をとりまく状況が変わるなかで、われわれの視覚のあり方がどう更新されているのか考察を重ねている。八代氏は、幹細胞研究と関連の情報発信で活躍し、再生医療など最先端の科学技術と社会の関係についての鋭い分析などで知られている。
新型コロナウィルス感染拡大以降、科学と医学の関係、専門知と社会のあり方はおおきく問い直されている。ゲンロンカフェならではの刺激的な議論をお見逃しなく!
色覚が社会を多様にする – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20210126/
(1/5)関由行×八代嘉美×東浩紀「STAP現象は本当にあったのか——再生医学が見る夢、見させられる夢」【2014/7/18配信】 @yoshiyuki_seki @Yashiro_Y @hazuma
去る7月2日、ネイチャーはSTAP細胞論文2本の撤回を発表した。
しかし、事件の舞台となった理研ではいまだ小保方氏の再現実験が継続中。同じ理研の研究者である高橋政代氏が「私たちの研究にも疑いの目が向けられています」と漏らし、分子生物学会の大隅典子会長が再現実験の中止を呼びかけるように、事態は再生科学一般、否、生物学一般の信用問題へと発展している。
それにしても、この事件、なんぜこんな不正がまかり通ってしまったのか。理研のガバナンスはどうなっていたのか。なぜみな最初の記者会見に熱狂してしまったのか。不正はどこが巧妙だったのか。STAP細胞は嘘として、「STAP現象に類するもの」が今後見つかる可能性はあるのか。
本イベントは、去る3月16日にゲンロンカフェで開催され、大反響を呼んだ「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」(7月17日午後7時よりゲンロン完全中継チャンネルで再放送予定)に続く第2弾。今回は、前回も登場した京大iPS細胞研究所の八代嘉美氏(twitter @Yashiro_Y)に加え、STAP細胞の再現実験で注目を浴びた関西学院大学の関由行氏(twitter @yoshiyuki_seki)が登場。関氏はすでにnoteで小保方論文の詳細な分析を行っているほか、サイエンスカフェでも講義をしその模様はYouTubeで公開されている。本イベントでは、それらの基礎知識を踏まえたうえで、東浩紀があえて文系の視点で率直に疑問を投げかける。
いろいろ細かいことはわかったけどさ、ぶっちゃけ、あんたたち、みな偉い学者なのになんであんな嘘にだまされたのよ?!――みんなが知りたいその疑問に、科学と文化の交差点で正面から答える本格イベント!
(1/4)八代嘉美×東浩紀「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」【2014/3/16配信】 @Yashiro_Y @hazuma
iPS細胞による最初の臨床研究が近づく2014年初、「誰でも簡単に万能細胞が作れる」という鮮烈な謳い文句で一躍注目を浴びたSTAP細胞論文。革新的な内容はもちろん、著者の「30歳女性」「割烹着を着て研究」というプロフィールにマスコミ報道は過熱した。
しかし、論文に掲載された画像の不備が疑われたことなどをきっかけに、論文の内容自体を疑う声がネットほかから上がり、共著者が「画像を取り違え」「作製は簡単ではない」と釈明する必要に迫られた。さらに3月5日には所属機関が実験手技を追加公開したが、その内容がさらなる疑問点を産んでおり、第三者による再現や、所属機関による検証報告が待たれている。
一連の騒動によって、当初の報道が期待に傾いて冷静さを欠いていたことが明らかになった。考えてみれば「誰でも簡単に万能細胞が作れる」といううますぎる話に、私たちはなぜこんなに夢中になって飛びついてしまったのだろうか。論文の筆頭著者が「割烹着リケジョ」でなかったとすれば、ここまでの騒ぎは起っていただろうか。報道はどのように事実を伝え、どのように疑惑を解消していくべきだったのだろうか。そもそも、研究がどういうプロセスで進んでいくのか、現場やその周辺はきちんと伝える努力をしていたのだろうか。
STAP細胞をめぐる科学社会学的諸問題に取り組むべく、東浩紀が幹細胞研究やその情報発信などに携わる八代嘉美を迎え、文系の視点と理系の視点を交えて徹底討論。
未来への夢を失わないために、いま科学を問い直そう。
□□□□□東浩紀から開催に向けて(twitterから転載)□□□□□
八代嘉美さんは京都大学iPS細胞研究所准教授。幹細胞生物学の専門家で著書もあり、小保方氏とも面識があるとのこと。そんな彼を迎えて、文系理系双方の接点で、今回の騒動の本質に迫る議論をします。真剣にやりますので、ぜひご来場を。ほかでは聞けない内容になると思います。
東浩紀がなんでSTAP細胞?と思うひとがいるかもしれませんが、ツイッター読者ならご存じのとおり、じつはぼくは今回の騒動に最初から深い関心を寄せていました。最初の異常な報道、直後に「ネット発」ででてきたコピペ疑惑、「リケジョ」という微妙な言葉、すべてとても興味深かったからです。
(2/4)八代嘉美×東浩紀「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」【2014/3/16配信】 @Yashiro_Y @hazuma
iPS細胞による最初の臨床研究が近づく2014年初、「誰でも簡単に万能細胞が作れる」という鮮烈な謳い文句で一躍注目を浴びたSTAP細胞論文。革新的な内容はもちろん、著者の「30歳女性」「割烹着を着て研究」というプロフィールにマスコミ報道は過熱した。
しかし、論文に掲載された画像の不備が疑われたことなどをきっかけに、論文の内容自体を疑う声がネットほかから上がり、共著者が「画像を取り違え」「作製は簡単ではない」と釈明する必要に迫られた。さらに3月5日には所属機関が実験手技を追加公開したが、その内容がさらなる疑問点を産んでおり、第三者による再現や、所属機関による検証報告が待たれている。
一連の騒動によって、当初の報道が期待に傾いて冷静さを欠いていたことが明らかになった。考えてみれば「誰でも簡単に万能細胞が作れる」といううますぎる話に、私たちはなぜこんなに夢中になって飛びついてしまったのだろうか。論文の筆頭著者が「割烹着リケジョ」でなかったとすれば、ここまでの騒ぎは起っていただろうか。報道はどのように事実を伝え、どのように疑惑を解消していくべきだったのだろうか。そもそも、研究がどういうプロセスで進んでいくのか、現場やその周辺はきちんと伝える努力をしていたのだろうか。
STAP細胞をめぐる科学社会学的諸問題に取り組むべく、東浩紀が幹細胞研究やその情報発信などに携わる八代嘉美を迎え、文系の視点と理系の視点を交えて徹底討論。
未来への夢を失わないために、いま科学を問い直そう。
□□□□□東浩紀から開催に向けて(twitterから転載)□□□□□
八代嘉美さんは京都大学iPS細胞研究所准教授。幹細胞生物学の専門家で著書もあり、小保方氏とも面識があるとのこと。そんな彼を迎えて、文系理系双方の接点で、今回の騒動の本質に迫る議論をします。真剣にやりますので、ぜひご来場を。ほかでは聞けない内容になると思います。
東浩紀がなんでSTAP細胞?と思うひとがいるかもしれませんが、ツイッター読者ならご存じのとおり、じつはぼくは今回の騒動に最初から深い関心を寄せていました。最初の異常な報道、直後に「ネット発」ででてきたコピペ疑惑、「リケジョ」という微妙な言葉、すべてとても興味深かったからです。
(3/4)八代嘉美×東浩紀「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」【2014/3/16配信】 @Yashiro_Y @hazuma
iPS細胞による最初の臨床研究が近づく2014年初、「誰でも簡単に万能細胞が作れる」という鮮烈な謳い文句で一躍注目を浴びたSTAP細胞論文。革新的な内容はもちろん、著者の「30歳女性」「割烹着を着て研究」というプロフィールにマスコミ報道は過熱した。
しかし、論文に掲載された画像の不備が疑われたことなどをきっかけに、論文の内容自体を疑う声がネットほかから上がり、共著者が「画像を取り違え」「作製は簡単ではない」と釈明する必要に迫られた。さらに3月5日には所属機関が実験手技を追加公開したが、その内容がさらなる疑問点を産んでおり、第三者による再現や、所属機関による検証報告が待たれている。
一連の騒動によって、当初の報道が期待に傾いて冷静さを欠いていたことが明らかになった。考えてみれば「誰でも簡単に万能細胞が作れる」といううますぎる話に、私たちはなぜこんなに夢中になって飛びついてしまったのだろうか。論文の筆頭著者が「割烹着リケジョ」でなかったとすれば、ここまでの騒ぎは起っていただろうか。報道はどのように事実を伝え、どのように疑惑を解消していくべきだったのだろうか。そもそも、研究がどういうプロセスで進んでいくのか、現場やその周辺はきちんと伝える努力をしていたのだろうか。
STAP細胞をめぐる科学社会学的諸問題に取り組むべく、東浩紀が幹細胞研究やその情報発信などに携わる八代嘉美を迎え、文系の視点と理系の視点を交えて徹底討論。
未来への夢を失わないために、いま科学を問い直そう。
□□□□□東浩紀から開催に向けて(twitterから転載)□□□□□
八代嘉美さんは京都大学iPS細胞研究所准教授。幹細胞生物学の専門家で著書もあり、小保方氏とも面識があるとのこと。そんな彼を迎えて、文系理系双方の接点で、今回の騒動の本質に迫る議論をします。真剣にやりますので、ぜひご来場を。ほかでは聞けない内容になると思います。
東浩紀がなんでSTAP細胞?と思うひとがいるかもしれませんが、ツイッター読者ならご存じのとおり、じつはぼくは今回の騒動に最初から深い関心を寄せていました。最初の異常な報道、直後に「ネット発」ででてきたコピペ疑惑、「リケジョ」という微妙な言葉、すべてとても興味深かったからです。
(3/5)関由行×八代嘉美×東浩紀「STAP現象は本当にあったのか——再生医学が見る夢、見させられる夢」【2014/7/18配信】 @yoshiyuki_seki @Yashiro_Y @hazuma
去る7月2日、ネイチャーはSTAP細胞論文2本の撤回を発表した。
しかし、事件の舞台となった理研ではいまだ小保方氏の再現実験が継続中。同じ理研の研究者である高橋政代氏が「私たちの研究にも疑いの目が向けられています」と漏らし、分子生物学会の大隅典子会長が再現実験の中止を呼びかけるように、事態は再生科学一般、否、生物学一般の信用問題へと発展している。
それにしても、この事件、なんぜこんな不正がまかり通ってしまったのか。理研のガバナンスはどうなっていたのか。なぜみな最初の記者会見に熱狂してしまったのか。不正はどこが巧妙だったのか。STAP細胞は嘘として、「STAP現象に類するもの」が今後見つかる可能性はあるのか。
本イベントは、去る3月16日にゲンロンカフェで開催され、大反響を呼んだ「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」(7月17日午後7時よりゲンロン完全中継チャンネルで再放送予定)に続く第2弾。今回は、前回も登場した京大iPS細胞研究所の八代嘉美氏(twitter @Yashiro_Y)に加え、STAP細胞の再現実験で注目を浴びた関西学院大学の関由行氏(twitter @yoshiyuki_seki)が登場。関氏はすでにnoteで小保方論文の詳細な分析を行っているほか、サイエンスカフェでも講義をしその模様はYouTubeで公開されている。本イベントでは、それらの基礎知識を踏まえたうえで、東浩紀があえて文系の視点で率直に疑問を投げかける。
いろいろ細かいことはわかったけどさ、ぶっちゃけ、あんたたち、みな偉い学者なのになんであんな嘘にだまされたのよ?!――みんなが知りたいその疑問に、科学と文化の交差点で正面から答える本格イベント!
(2/5)関由行×八代嘉美×東浩紀「STAP現象は本当にあったのか——再生医学が見る夢、見させられる夢」【2014/7/18配信】 @yoshiyuki_seki @Yashiro_Y @hazuma
去る7月2日、ネイチャーはSTAP細胞論文2本の撤回を発表した。
しかし、事件の舞台となった理研ではいまだ小保方氏の再現実験が継続中。同じ理研の研究者である高橋政代氏が「私たちの研究にも疑いの目が向けられています」と漏らし、分子生物学会の大隅典子会長が再現実験の中止を呼びかけるように、事態は再生科学一般、否、生物学一般の信用問題へと発展している。
それにしても、この事件、なんぜこんな不正がまかり通ってしまったのか。理研のガバナンスはどうなっていたのか。なぜみな最初の記者会見に熱狂してしまったのか。不正はどこが巧妙だったのか。STAP細胞は嘘として、「STAP現象に類するもの」が今後見つかる可能性はあるのか。
本イベントは、去る3月16日にゲンロンカフェで開催され、大反響を呼んだ「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」(7月17日午後7時よりゲンロン完全中継チャンネルで再放送予定)に続く第2弾。今回は、前回も登場した京大iPS細胞研究所の八代嘉美氏(twitter @Yashiro_Y)に加え、STAP細胞の再現実験で注目を浴びた関西学院大学の関由行氏(twitter @yoshiyuki_seki)が登場。関氏はすでにnoteで小保方論文の詳細な分析を行っているほか、サイエンスカフェでも講義をしその模様はYouTubeで公開されている。本イベントでは、それらの基礎知識を踏まえたうえで、東浩紀があえて文系の視点で率直に疑問を投げかける。
いろいろ細かいことはわかったけどさ、ぶっちゃけ、あんたたち、みな偉い学者なのになんであんな嘘にだまされたのよ?!――みんなが知りたいその疑問に、科学と文化の交差点で正面から答える本格イベント!
(4/5)関由行×八代嘉美×東浩紀「STAP現象は本当にあったのか——再生医学が見る夢、見させられる夢」【2014/7/18配信】 @yoshiyuki_seki @Yashiro_Y @hazuma
去る7月2日、ネイチャーはSTAP細胞論文2本の撤回を発表した。
しかし、事件の舞台となった理研ではいまだ小保方氏の再現実験が継続中。同じ理研の研究者である高橋政代氏が「私たちの研究にも疑いの目が向けられています」と漏らし、分子生物学会の大隅典子会長が再現実験の中止を呼びかけるように、事態は再生科学一般、否、生物学一般の信用問題へと発展している。
それにしても、この事件、なんぜこんな不正がまかり通ってしまったのか。理研のガバナンスはどうなっていたのか。なぜみな最初の記者会見に熱狂してしまったのか。不正はどこが巧妙だったのか。STAP細胞は嘘として、「STAP現象に類するもの」が今後見つかる可能性はあるのか。
本イベントは、去る3月16日にゲンロンカフェで開催され、大反響を呼んだ「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」(7月17日午後7時よりゲンロン完全中継チャンネルで再放送予定)に続く第2弾。今回は、前回も登場した京大iPS細胞研究所の八代嘉美氏(twitter @Yashiro_Y)に加え、STAP細胞の再現実験で注目を浴びた関西学院大学の関由行氏(twitter @yoshiyuki_seki)が登場。関氏はすでにnoteで小保方論文の詳細な分析を行っているほか、サイエンスカフェでも講義をしその模様はYouTubeで公開されている。本イベントでは、それらの基礎知識を踏まえたうえで、東浩紀があえて文系の視点で率直に疑問を投げかける。
いろいろ細かいことはわかったけどさ、ぶっちゃけ、あんたたち、みな偉い学者なのになんであんな嘘にだまされたのよ?!――みんなが知りたいその疑問に、科学と文化の交差点で正面から答える本格イベント!
(5/5)関由行×八代嘉美×東浩紀「STAP現象は本当にあったのか——再生医学が見る夢、見させられる夢」【2014/7/18配信】 @yoshiyuki_seki @Yashiro_Y @hazuma
去る7月2日、ネイチャーはSTAP細胞論文2本の撤回を発表した。
しかし、事件の舞台となった理研ではいまだ小保方氏の再現実験が継続中。同じ理研の研究者である高橋政代氏が「私たちの研究にも疑いの目が向けられています」と漏らし、分子生物学会の大隅典子会長が再現実験の中止を呼びかけるように、事態は再生科学一般、否、生物学一般の信用問題へと発展している。
それにしても、この事件、なんぜこんな不正がまかり通ってしまったのか。理研のガバナンスはどうなっていたのか。なぜみな最初の記者会見に熱狂してしまったのか。不正はどこが巧妙だったのか。STAP細胞は嘘として、「STAP現象に類するもの」が今後見つかる可能性はあるのか。
本イベントは、去る3月16日にゲンロンカフェで開催され、大反響を呼んだ「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」(7月17日午後7時よりゲンロン完全中継チャンネルで再放送予定)に続く第2弾。今回は、前回も登場した京大iPS細胞研究所の八代嘉美氏(twitter @Yashiro_Y)に加え、STAP細胞の再現実験で注目を浴びた関西学院大学の関由行氏(twitter @yoshiyuki_seki)が登場。関氏はすでにnoteで小保方論文の詳細な分析を行っているほか、サイエンスカフェでも講義をしその模様はYouTubeで公開されている。本イベントでは、それらの基礎知識を踏まえたうえで、東浩紀があえて文系の視点で率直に疑問を投げかける。
いろいろ細かいことはわかったけどさ、ぶっちゃけ、あんたたち、みな偉い学者なのになんであんな嘘にだまされたのよ?!――みんなが知りたいその疑問に、科学と文化の交差点で正面から答える本格イベント!
(4/4)八代嘉美×東浩紀「科学と社会のコミュニケーションを考える――STAP細胞をめぐって」【2014/3/16配信】 @Yashiro_Y @hazuma
iPS細胞による最初の臨床研究が近づく2014年初、「誰でも簡単に万能細胞が作れる」という鮮烈な謳い文句で一躍注目を浴びたSTAP細胞論文。革新的な内容はもちろん、著者の「30歳女性」「割烹着を着て研究」というプロフィールにマスコミ報道は過熱した。
しかし、論文に掲載された画像の不備が疑われたことなどをきっかけに、論文の内容自体を疑う声がネットほかから上がり、共著者が「画像を取り違え」「作製は簡単ではない」と釈明する必要に迫られた。さらに3月5日には所属機関が実験手技を追加公開したが、その内容がさらなる疑問点を産んでおり、第三者による再現や、所属機関による検証報告が待たれている。
一連の騒動によって、当初の報道が期待に傾いて冷静さを欠いていたことが明らかになった。考えてみれば「誰でも簡単に万能細胞が作れる」といううますぎる話に、私たちはなぜこんなに夢中になって飛びついてしまったのだろうか。論文の筆頭著者が「割烹着リケジョ」でなかったとすれば、ここまでの騒ぎは起っていただろうか。報道はどのように事実を伝え、どのように疑惑を解消していくべきだったのだろうか。そもそも、研究がどういうプロセスで進んでいくのか、現場やその周辺はきちんと伝える努力をしていたのだろうか。
STAP細胞をめぐる科学社会学的諸問題に取り組むべく、東浩紀が幹細胞研究やその情報発信などに携わる八代嘉美を迎え、文系の視点と理系の視点を交えて徹底討論。
未来への夢を失わないために、いま科学を問い直そう。
□□□□□東浩紀から開催に向けて(twitterから転載)□□□□□
八代嘉美さんは京都大学iPS細胞研究所准教授。幹細胞生物学の専門家で著書もあり、小保方氏とも面識があるとのこと。そんな彼を迎えて、文系理系双方の接点で、今回の騒動の本質に迫る議論をします。真剣にやりますので、ぜひご来場を。ほかでは聞けない内容になると思います。
東浩紀がなんでSTAP細胞?と思うひとがいるかもしれませんが、ツイッター読者ならご存じのとおり、じつはぼくは今回の騒動に最初から深い関心を寄せていました。最初の異常な報道、直後に「ネット発」ででてきたコピペ疑惑、「リケジョ」という微妙な言葉、すべてとても興味深かったからです。