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どてらい男 第35話 嫁というほうび
どてらい男 35話 嫁というほうび
福井で猛造の父・篤作(三浦策郎)とよね(正司照江)が猛造(西郷輝彦)の召集令状を受け取って大騒ぎ。同じ頃、前戸商店では文治(沢本忠雄)と衝突した昭吉(田村亮)が辞表を出していた。
よねは猛造の出征前に茂子(梓英子)を嫁に決めようと、茂子の父母と掛け合い強引にその承諾を受けた。
恩師・堤(本郷功次郎)の出征も自分の召集も知らない猛造は軍需工場を回っていた。
どてらい男 第32話 商人の道
どてらい男 32話 商人の道
前戸商店に復帰した竹田(高田次郎)は二割引き作戦で猛造(西郷輝彦)の邪魔をする。猛造が同じ値引きで対抗すると、竹田は二割五分引きで反撃を始める。昭吉(田村亮)は値引き合戦の行く末を心配し、このままでは共倒れになると、猛造を説得。
翌日、大石(笑福亭松鶴)の家を訪ねた猛造と昭吉。これからは飛行機の時代だと聞き、どう商売に取り入れようかと思案していた。いつもながら時代を先取りする二人だった。
どてらい男 第31話 妨害
どてらい男 31話 妨害
竹田(高田次郎)が帰ってきたことを機に、文治(沢本忠雄)は店の改革を始めた。竹田を副社長にし、支配人の昭吉(田村亮)の上に置くことで商売の実権を与えた。竹田は猛造(西郷琿彦)を恩知らずとののしり、昭吉以下店員に自分の命令に服従し「泥棒犬の猛造」をやっつけることを誓わせる。
そして竹田は昭吉の反対を押しきって猛造の商売の妨害を開始する。
どてらい男 第30話 どてらい店発進
どてらい男 30話 どてらい店発進
いち(初音礼子)の跡継ぎとなって山全商店を出した猛造(西郷輝彦)は、命がけで働く男・学歴年齢不問・給金は働き次第という型破りの店員募集の貼り紙を出す。実力一本でのし上がった猛造らしい発想だ。
一方、文治(沢本忠雄)の前に元番頭の竹田(高田次郎)が現われた。猛造が飛び出したと聞き再び雇ってもらおうと思ったのだ。
その頃、昭吉(田村亮)は倉庫番をしていた蔵先(谷幹一)に遭遇。猛造の所に連れて行き、蔵先は山全商店で働くことになる。
どてらい男 第29話 敵か味方か
どてらい男 29話 敵か味方か
昭吉(田村亮)が店を辞めると憤然と去った後、岡田(大村崑)は文治(沢本忠雄)のあまりの仕打ちに思わず殴ってしまう。
一方、昭吉は女中・お冬(丸山みどり)から愛の告白を受けるが、彼の心にはいまだに清子(新藤恵美)への想いがうずいていた。
その頃、猛造(西郷輝彦)は遠井夫婦(瀬川菊之丞・初音礼子)から、遠井商店を息子がわりとして任せると聞き胸をはずませるのだった。
どてらい男 第28話 のるかそるか
どてらい男 28話 のるかそるか
猛造(西郷輝彦)が未亡人・妙子(入江若葉)の家を借りて独立しようと考えている頃、文治(沢本忠雄)は妙子の家を買い取り、彼女に商いをさせることにした。猛造に辞められては困る文治の苦肉の策である。
そんなとき、岡田(大村崑)が軍服姿で前戸商店を訪れ、世間も前戸商店も非常時の今、統制を乱してはいかんと諭す。しかし猛造は、この機会を逃しては永久に独立のチャンスはないと雄弁をふるう。
どてらい男 第27話 旦那の作戦
どてらい男 27話 旦那の作戦
日中戦争も激化、若者たちが続々戦場へ送られる中で猛造(西郷琿彦)は一年間のお礼奉公に精を出していた。
そんな中、文冶(沢本忠雄)は猛造引きとめの策略を考えついた。猛造が開拓した得意先の未収分を立て替えてから独立しろというのだ。昭吉(田村亮)から文治の策略を聞いた猛造は今さらながら彼の悪知恵にあきれる。意を決した猛造は得意先を全部店に残し、裸一貫で独立することを決める。
どてらい男 第24話 二つの再会
どてらい男 24話 二つの再会
商いも成立せず、猛造(西郷輝彦)は東京での四日間を棒に振る。たまたま出会った大石老人(笑福亭松鶴)に東京での商売の仕方を教えてほしいと頼むと、大石は「牛鍋屋で軽子(仲居)をくどけたら東京で商売ができるようになる」と言う。半信半疑で向かった牛鍋屋でさっそく二人の軽子につかまり牛鍋に舌鼓を打つ。
その頃、前戸商店では猛造から連絡がないと文治(沢本忠雄)ががなり立てていた。
どてらい男 第22話 恋と親友
どてらい男 22話 恋と親友
清子(新藤恵美)が猛造(西郷輝彦)の愛を確かめるために川に飛び込んだ事はやがて岡田(大村崑)の知るところとなった。清子を昭吉(田村亮)の嫁にと考えていた岡田は、あんな爆弾みたいな男にやれるかと怒る。そこへ突然、岡田に召集令状が届く。
岡田の送別会で文治(沢本忠雄)は岡田の後釜として猛造を支配人に任命すると発表するが、猛造は岡田が喜ぶように昭吉を支配人にしてほしいと言うのだった。
どてらい男 第17話 竹田敗れたり!
どてらい男 17話 竹田敗れたり!
竹田(高田次郎)は手代の売上を自分の売上に上乗せして猛造(西郷輝彦)の鼻をあかそうとするが、猛造や岡田支配人(大村崑)はそれに気づき逆襲。
その後、弥生(由美かおる)の入院が決まった事から猛造は文治(沢本忠雄)に竹田との結婚を解消させるように迫り、文治も承知する。それに怒った竹田は文治と衝突。腹に据えかねた文治は遂に竹田をクビにする。
どてらい男 第15話 虫けらの意地
虫けらの意地 15話 どてらい男
倒産寸前の利村商店から大量注文を取ってきた猛造(西郷輝彦)は岡田支配人(大村崑)にどやされるが、瑞江(星由里子)のために品物を納めてやりたいという。そんな猛造に昭吉(田村亮)は、瑞江の手形に誰かかっちりした人の裏書きがあれば支配入も納得すると入れ知恵した。猛造が瑞江にその事を教えると、瑞江は事もあろうに文治(沢本忠雄)に裏書きを頼んでしまう。
どてらい男 第14話 人を使う方法
どてらい男 14話 人を使う方法
猛造(西郷輝彦)が注文を取ってきたビスが品切れで店は大嗤ぎ。岡田支配人(大村崑)と昭吉(田村亮)がやっと見つけてくるが、足元を見られて吹っかけられた。
一方、竹田(高田次郎)は猛造と文治(沢本忠雄)の間で密約が交わされた事を知り、カフェで文治を問いただす。そのカフェにはあけみ(星由里子)という女給がいた。本名は利村瑞江といい、神戸の老舗の娘だが倒産寸前の店を救うために働いていた。
どてらい男 第13話 走れ!コッテ牛
どてらい男 13話 走れ!コッテ牛
大石老人(笑福亭松鶴)は猛造(西郷輝彦)を遊廓に連れて行く。そこで女郎のうし代(三島ゆり子)から言われたある言葉が妙に耳に残った。
翌日から猛造は、バケツやほうきを積んで商いに出かけた。注文をくれない店の窓をふいたり掃除をしたりと勤労奉仕が数日続き、根負けした主人達は注文を出してくれるようになった。「これが商いのコツや」お客の喜びそうな事を先々やる事が商いだと悟った猛造は晴々とした面持ちだった。
どてらい男 第11話 渦の中の弥生
どてらい男 11話 渦の中の弥生
蔵先(谷幹一)は、二宮商店の番頭・玉井(小林勝彦)が竹田(高田次郎)となら取引すると言ったため殴ってしまった。弥生(由美かおる)は猛造(西郷輝彦)らを連れ二宮商店に謝りに出かける。
店に帰ると弥生の運命を決する重大な事件が起こっていた。竹田が店を辞めると言い出し、文治(沢本忠雄)は竹田を引き留めるため弥生に竹田との結婚を迫ったのだ。
どてらい男 第10話 食うか食われるか
どてらい男 10話 食うか食われるか
新社長になった弥生(由美かおる)の鼻をへし折ろうとする文治(沢本忠雄)は、竹田(高田次郎)に命じて売上を減らそうと図る。竹田は言葉巧みに蔵先(谷幹一)を営業部長に推選する一方、陰では得意先が蔵先に注文を出さないよう手を打っていた。
案の定、蔵先は注文を一つも取ってこれず初日の売上けは半減。しょんぼりする弥生に同情したお秋(亀井光代)は嫌がらせをやめるよう竹田を説得する。
どてらい男 第3話 にぎりめし
どてらい男 3話 にぎりめし
猛造(西郷輝彦)が並みの丁稚ではないと見込んだ先代社長の娘・弥生(由美かおる)は、叔父の文治(沢本忠雄)に猛造と昭吉(田村亮)を夜間中学に行かせてやってほしいと頼む。かねがね、弥生を自分の腹心の番頭・竹田(高田次郎)と結婚させて、店を思いどおりに動かそうと考えていた文治は、弥生に竹田との結婚を交換条件に出す。
原作・脚本:花登筺(戦後編のみ脚本を田坂啓と共作)
制作:関西テレビ
(丁稚・独立篇)1973年10月2日 -
プロデューサー:野添泰男、演出:内海佑治、三輪弘
(戦争編) - 1975年3月25日
プロデューサー:野添泰男、演出:山像信夫、柏原幹、岡林可典
(戦後篇)1975年4月6日 - 1975年9月28日
プロデューサー:山像信夫、演出:柏原幹、林宏樹、岡林可典
(激動篇)1975年10月5日 - 1976年3月28日
プロデューサー:山像信夫、演出:林宏樹、岡林可典、坂上勇
(死闘篇)第130回 - 第155回 1976年4月4日 - 1976年9月26日
プロデューサー:山像信夫、演出:林宏樹、岡林可典、坂上勇
(総決算篇)第156回 - 第181回(最終回)1976年10月3日 - 1977年3月27日
プロデューサー:山像信夫、演出:柏原幹、岡林可典、坂上勇
主題歌: 「どてらい男」(作詞: 花登筐、作曲: 神津善行、編曲: 佐々永治、歌: 西郷輝彦、クラウンレコード)
挿入歌:旅立ち 作詞・なかにし礼/作曲・中村泰士/編曲・あかのたちお 歌:西郷輝彦
どてらい男 第1話
1話 どてらい男
昭和三年…大阪一のハイカラな町、立売堀(いたちぼり)にある老舗の機械商「前戸商店」に丁稚見習いとして採用された山下猛造(西郷輝彦)。
猛造の新米丁稚らしからぬ言動は生意気だと先輩たちの反感を買い、猛造を店から追い出そうとする番頭・竹田(高田次郎)から執拗に嫌がらせを受ける。
しかし怒りに肩をふるわせながらも、猛造の目は遙かなる未来を見つめるように輝いていた。
出演者
山下猛造 - 西郷輝彦
尾坂昭吉 - 田村亮
支配人・岡田弥太郎 - 大村崑
前戸文治 - 沢本忠雄
猛造の妻・茂子 - 梓英子
“将軍”大石善兵衛 - 笑福亭松鶴
番頭・竹田 - 高田次郎
倉庫番・蔵先 - 谷幹一
前戸のぶ - 中村メイコ
前戸弥生 - 由美かおる
お夏どん - 森明子
お秋どん - 亀井光代
お冬どん - 丸山みどり
猛造の父・篤作 - 三浦策郎
猛造の母・よね - 正司照江
堤先生 - 本郷功次郎
岡田清子 - 新藤恵美
千代菊(芸者) - 長谷川稀世
糸路(芸者) - 扇千景
芋井 - 岸部シロー
利村みずえ - 星由里子
茂子の父・兵庫弥之助 - 多々良純
茂子の母・兵庫和子 - 根岸明美
楠義一 - 常泉忠通
青木 - 森啓二
伊藤 - はなとまめ(現・坂本小吉)
上田 - 木村進
市井一子 ‐ 臼間香世