当時の若者に最も影響を与えていたのは、やはり敗戦です。敗戦で、今まで信じてきた物を否定されてしまった若者達はいったい、何を信じればいいのか解らなくなってしまったんですね。まぁ、そのあてつけみたいな感じに悪徳とされるような事をやってみせたと石原さんも、この「太陽の季節」の中で言っているのですが若者達が壊したかったのは「徳」、という精神土台そのものです。大人達が護ろうとしている「徳」を否定して、破壊してやる事によって自分達の裏切られたという心の傷を慰め、溜飲をさげよう、という狙いがあったと。とどのつまり、そうした幼稚とも言える自己防衛なわけです。> mylist/23233870 前> sm13113377 次> sm13143495