餓狼伝 久我重明、ルールなしのFAWトーナメントに参加

餓狼伝 久我重明、ルールなしのFAWトーナメントに参加

黒い男だった。その男は全てが黒かった。靴も、道着も全てが黒かった。その男、久我重明は交わされた会話を思い出して笑う。「相手が動かなくなるまで『なにをしてもいい』……か」知人である巽真が久我重明に今回のFAWトーナメントへの参加を持ちかけた際に言った言葉である。本来、久我重明という男は表の大会に出場することなどないが、今回ばかりは別だ。盲目の怪物「サクラ」、北辰館の「松尾象山」、怪物レスラー「力王山」、「グレート巽」本人も出場する。この男達に「なにをしてもいい」のだ。どう壊そうか。それを考えるだけで笑が口に広がる。そうして控え室で獰猛な笑を浮かべているところで扉が叩かれる音が響いた。「もう時間か」。大会が、始まった。  mylist/25111127

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14328045