破綻した足利銀行の持ち株会社、約10年で東証1部に株式上場

破綻した足利銀行の持ち株会社、約10年で東証1部に株式上場

経営破綻した栃木県の足利銀行の持ち株会社が、上場廃止から、およそ10年で東京証券取引所に株式を上場した。19日、東証1部に上場した足利HDの初値は、451円で、売り出し価格を31円上回った。傘下の足利銀行は、バブル期の過剰融資で巨額の不良債権が発生して債務超過となり、2003年に経営破綻して、一時国有化された。その後、2008年に野村HDの投資会社などが支援先となり、上場を目指していた。足利HDの藤澤社長は「地域の発展に寄与し、共に成長する銀行となるよう、企業価値の向上に取り組んでいく」と述べたうえで、今回の再上場が信用力の向上につながると期待感を示した。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22486591