作曲家としてよりは企業家としての方が名高いプレイエルの編成自体も珍しい曲です(フルート・オーボエ・ファゴット・2台のヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスと管弦楽のための協奏交響曲)。楽譜出版業・ピアノ製作者(プレイエル社のピアノはショパンが愛したことで有名です)としての方が知られていますが、本人はハイドンから薫陶を受けた作曲家でもあり、なかなかにチャーミングな曲を作っています。尚、第1楽章にモーツァルト:フルートとハープのための協奏曲第1楽章前半終結部にそっくりなフレーズが出てきて思わずニヤッとしてしまいました。