灰色さん 「夕暮時、新宿三丁目で闘争と妄想と碧い幻想の果てに狂乱」

灰色さん 「夕暮時、新宿三丁目で闘争と妄想と碧い幻想の果てに狂乱」

5トラック宅録。雨の新宿は誰もが孤独で陰鬱。 http://profile.hatena.ne.jp/haiirosan/ 「新宿駅で人身事故者として僕は降りるのだけれど、青ざめた蝋人形みたいな犬が視界をその都度遮るので酒屋に向かえば、全ての終わりと乙類焼酎の透き通った硝子、老衰した例の目から零れ堕ちる涙。そう此処でAと(故人)とトランプに興じるのはもう何度目の秋のことか。巡る廻る季節は色褪せてゆき、あの時の少女は気が触れて十二階の窓から――何も変わらない、頭上に拡がる赫美しくも醜い空と雲だけで、何時か終戦を迎えると神ですら信じていたが、いつまでも過ぎることのない!もう気が狂いそうだ!鳴り止まないノイズは海辺の鴎を撃ち落とすことと似ていて、けれど彼女が残酷な笑みで渡す注射器を打つことはしなかった、だってもう」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm26022544