ピカソの「泣く女」は名画の多い彼の中でも屈指の名作。漫画チックでふざけているようでありながら、なんという格調と気品。人間から悲しみそのものを有無も言わさず抽出し瞬時に結晶化させたかのような豪快さ!そこには時間のたるみ、というものが全く感じられない。 したがって、この作品は「剛腕ピカソへのオマージュ」にすらなっておらず、やはり、西洋的に激しく泣く元気な女をLMらしく真面目になぞった程度のものだと思う。音楽に合わせて激しく泣いてみてはいかが?もともと音楽というものは、喜怒哀楽のカラオケなのだから。なお、上記作品は日本音楽舞踊会議主催のコンサート「様々な音の風景」(2015/10/12 16:30~ すみだトリフォニーホール)において、同編成の私の作品とともに初演されます。