Johannes Ockeghem: Baisiés moy キスしておくれ【3声のシャンソン(ロンドー)】

Johannes Ockeghem: Baisiés moy キスしておくれ【3声のシャンソン(ロンドー)】

フランドル楽派の作曲家ヨハネス・オケゲム作曲の3声のシャンソン(ロンドー)、Baisiés moy 「キスしておくれ」をお送りします。非常に低い音域を好むオケゲムらしく、バスの最低音は D1まで下がります。曲は暗く、やがて失われる愛を恐れるかのようです。トルヴェール以来の宮廷風恋愛の伝統に則した曲と考えられます。フランス語の Baisiés moy (=Baise moi) は、直接の意味は「キスして」ですが、「私を犯して」という意味にもなるので、後半部分では多少訳の調子を変えてみました。Vocaloid: MIKU_V3, LUKA_V4X. A=440Hz, ミーントーン(F)で調律しています。挿絵は拙作です。秋茄子の公開マイリスト:

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