がん細胞に直接放射線を照射 新薬開発 世界初

がん細胞に直接放射線を照射 新薬開発 世界初

‎2016‎年‎6‎月‎13‎日新たな薬を開発したのは、放射線の技術を医療などに応用するために、ことし4月に発足した国の研究機関「量子科学技術研究開発機構」のグループです。グループでは、加速器と呼ばれる大型の装置で、ビスマスという金属にヘリウムを衝突させ、放射線が及ぶ距離が0.1ミリと短い「アルファ線」を出す、「アスタチン」という物質を作りました。そして、「アスタチン」に、がん細胞に集まる性質がある物質を組み合わせることで、がん細胞に直接届いて、半径0.1ミリの範囲だけに放射線を照射する新たな薬を世界で初めて開発しました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29052784