明治34年(1901)作品作詞:土井晩翠 作曲:瀧廉太郎土井晩翠は故郷である仙台の青葉城や、学生時代に訪れた会津若松の鶴ヶ城から詩のイメージを得たということです。「鶴ヶ城」は戊辰戦争で焼く1ヶ月に及ぶ戦いが「鶴ヶ城」を中心に行われました。「鶴ヶ城」は砲弾にさらされ傷つき荒れ果てました。戊辰戦争後、天守閣は政府の命令により取り壊されました。市民の願いが叶い、天守閣が復元されたのは昭和40年のことです。1 春高楼の花の宴 めぐる盃影さして 千代の松が枝(え)わけいでし むかしの光今何処(いずこ)2 秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の数みせて 植うるつるぎに照りそいし 昔のひかりいまいずこ