或る日君は僕を見て嗤うだろう、 あんまり蒼い顔しているとて、 十一月の風に吹かれている、無花果の葉なんかのようだ、 棄てられた犬のようだとて。 まことにそれはそのようであり、 犬よりもみじめであるかも知れぬのであり 僕自身時折そのように思って 僕自身悲しんだことかもしれない それなのに君はまた思い出すのだろう 僕のいない時、僕のもう地上にいない日に、 あいつあの時あの道のあの箇所で 蒼い顔して、無花果の葉のように風に吹かれて、 ーー冷たい午後だったーー しょんぼりとしていて、犬のように捨てられていたと。 -中原中也- ※定時で帰り隊に入部希望美少女万華鏡 -罪と罰の少女- 第三編次回 → sm31962485 美少女万華鏡 第四話 sm31735854