80年代米国インディシーンの断片/The End Of Music As We Know It (Full Album)

80年代米国インディシーンの断片/The End Of Music As We Know It (Full Album)

カセット専門のパンク/ポストパンク系レーベルとして異彩を放っていた80年代のROIR。デモやライブ等の落穂拾い的音源集ばかりのレーベルという印象があるかもしれないが、Bad Brainsの1stやGlenn Brancaの交響楽第一番など、オリジナル録音の作品もなくはない。88年に発売されたこのアルバムもその一つで(ただし収録曲の一部は既発音源の二次使用)、当時の日本ではジャンクと称されていたタイプのミュージシャンが中心のコンピ。参加者の中で耳目を惹くのは、Thurston Moore、Jad Fair、Jello BiafraとKramerのコラボ、Royal Trux、Prongあたりか。好事家ならKrackhouseの名に狂喜するかもしれない。各楽曲の作者クレジットがないのだが、Velvetsの名曲を独演しているMooreと、Stonesのカヴァーらしい最後の曲を除けば、全てそれぞれの自作だと思われる。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm32050502