ロシアのプーチン大統領は3月1日行った年次教書演説で、いかなる防御も打ち破れる数々の最新鋭核兵器を保有していると述べ、厳しい警告を米国に突き付けた。 プーチン氏は約2時間にわたった演説で「ロシアを抑え込もうとした取り組みは失敗した。現実を直視するがいい」と主張。水中ドローン、大陸間ミサイル、極超音速システムなどの新兵器を映像クリップで紹介し、これらの兵器は「隕石(いんせき)のように標的に向かう」と語った。ロシアでは3月18日に大統領選挙が実施される。この選挙を大差で制し4期目に入るとみられているプーチン氏は、生活水準の向上やヘルスケア、インフラ支出増額で「飛躍的進歩」を果たすと約束するなど当選後の優先課題設定に今回の演説を活用した。その中で、いつになく軍事力を誇示し、米国に向けて厳しい言葉を浴びせた。 プーチン氏は核軍縮後退への懸念からロシアは米国にミサイル防衛システムを進めないよう長期間警告してきたが、「誰も耳を貸さなかった。今こそ聞くがいい」と発言。「われわれは誰も脅していない」と述べつつ、ロシアまたはその同盟国に核兵器が使用されれば、「速やかな反応」に直面することになるだろうとけん制した。 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-01/P4X6ZD6JIJUO01